日もあっという間に一日が終わってしまいました。

 

シカに関するニュースを検索していると、北海道でドローンを使ってエゾシカ狩りを何十人で行なったり、農業被害対策でシカを「駆除」したり、ネガティブな情報ばかりが飛び込んできます。

 

シカの個体数が「増えている」という言説が一般的ですが、エゾシカの個体数は今も昔も大きな開きはなく、変化しているのはエゾシカが暮らす自然環境です。

 

北海道の自然環境は人間によって開拓され、大規模に農業が行なわれています。

 

シカによる被害を騒いでいますが、対策を全くしていない田畑があります。

 

シカたちが生活していた場所をわたしたち人間が乱暴に侵入した結果が今の状態です。

 

それを「全てシカが悪い!」と目くじら立て騒いでいる人間を哀れに感じます。

 

人間は他の動物などにラベルを貼り付け、その者や種を根絶やしにしたがります。

 

それが暴力であり、他者を苦しめていることにも目を向けず……。

 

それぞれの動植物のお互いの関係性により、この地球は生物が生存できる美しい環境を維持できているというのに、人間は自分たちの種を他の種より特別扱いをして優位に位置づけ自然生態系の範疇から逸脱してしまいました。

 

人間という動物はなんと愚かで哀れな生き物なのかと思います。

 

人間は事物を自分たちの都合良いように脳内変換をして、他者の殺害など、他の暴力も「正しいこと」にしてしまっています。

 

他の種や個々の動物たちにラベルを貼るのは差別であり暴力です。

 

そのラベル貼りから実際に直接的暴力が行なわれているので、暴力への言い逃れはできません。

「害獣」や「駆除」などの暴力の言葉が飛び交っている社会は異常です。

 

他の動物たちの殺害しかしないこの社会は末期です。

 

どんな言い分を述べても、他者の殺害を正しいこととはできません。

 

できるのは人間の勝手な脳内だけです。

 

この社会の現状を作り上げてきたのは歴史であることから、この先、大きな変革(社会・政治)がなければ、シカやその他の野生動物は絶滅にまで追いやられるでしょう。

 

日本は種の絶滅に対して一切反省をしていません。

 

反省がなければ、同じ事を繰り返すだけです。戦争も同じです。

 

日本に住んでいる人たちが作り上げてきた国とは、平和と真逆であることにどれだけの人が気づいているでしょうか。

 

他者を殺す事をやめることができない社会に未来はないです。

 

野生動物へ向ける差別や直接的暴力に気づき、構造的暴力に巻き込まれないよう気をつけて他者を殺害したり、苦しめ悲しませたりしない選択を。

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