我が家のシカたちは、通常運転に戻り、平和な日常が戻ってきました。

 

部屋から隠し撮り。↓

のぞみちゃん(メス推定5歳)の体を舐めるすぐるちゃん(♂5歳)

すぐるちゃんに舐めてもらっているのぞみちゃん、気持ちよさそうな表情をしています。

 

庭の端っこでちんまり座るシカたち。

 

ところで、シカは大型動物ですが、草食動物で捕食者と異なり、弱い立場にあります。

 

自然界でも、シカは他のシカより体の大きい草食動物より弱い立場に置かれることがしばしばあり、命を落とすことがあります。

 

そのシカたちを容赦なく虐殺しているのが私たち人間です。

 

シカを痛めつけ殺す方法はさまざまですが、今日はこのような記事を見ました。

 

シカが数頭のイヌに襲われている記事と、3頭のシカが同時に交通事故に遭った記事です。

 

成獣の♂のシカを襲っていたのは野犬ではなく、猟犬の可能性が高いと思いました。野犬のグループの中には、健康な成獣を襲うグループもいるかもしれませんが、野犬は弱い(弱ってい動きにくい個体や体が小さい個体など)個体を襲う傾向があります。

 

猟犬にシカを噛ませたり、噛み殺させたりする行為は違法です。

 

しかし、猟友会メンバーで猟犬を使用している人たちは、イヌにシカやイノシシを噛み殺させていますし、猟犬を作る過程でイヌに野生動物を襲わせています。

 

違法行為が日常的に行われていますが、この違法行為を取り締まる意思が行政にはなく、野放し状態と言えます。

 

そのため、猟犬による甚大な事故が毎年発生しているのです。

 

交通事故に遭った3頭のシカは、2頭はその場で死亡し、1頭は生きていましたが動けず道路に座り込んでいました。生き残ったシカのその後は記事に書かれていませんが、おそらく人間によって殺されたのでしょう。

 

どこからどう見ても、シカは人間から殺される対象になっていることがよくわかります。

 

この状態は極めて異様です。

 

しかし、異様だとは多くの人は気づいていません。

 

この現状を作っているのは、政治です。

 

政府が暴力装置である場合、社会には当然暴力が蔓延します。

 

暴力を公に推進するのは建前上避ける方がよいということからか、暴力は暴力を正当化する言説が社会にあふれています。

 

暴力を行使する理由ばかりが、社会に飛び交い、暴力を見えにくくしています。

 

非常に悪意あることだと思います。

 

さまざまな暴力でシカやその他の動物たちは苦痛を伴い、殺害されています。

 

動物の命や生活を軽視し、弱い立場にある動物に対して暴力を使う社会。

 

そんな社会はいずれ崩壊します。

 

人間の娯楽や憂さ晴らし、嗜好、思想、都合などで、シカやその他の動物たちを傷つけたり、殺したりするのは人間が持つ残酷性・支配性の暴走でしかないです。

 

人間は他の動物種に対して、加害者であることを自覚すべきです。

 

動物たちが気の毒でなりません。

 

倫理や哲学を軽視する日本のモラルは崩れる一方です。

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