昨晩は日にちが変わる頃まで庭にいたシカたちです。
手術後のシカのすぐるちゃん(♂5歳)の様子を見るために、わたしはシカたちと庭で夜をすごしていました。
今日は午前から夕方まで庭にいたすぐるちゃんなので、今日の夜は早めに部屋へ入ってきてくれることを少し期待しています。
病院から帰ってきたすぐるちゃんをとても怖がっていた同居シカののぞみちゃん(♀推定5歳)は、すぐるちゃんをまだ威嚇しています。
しかし、2頭の距離はとても近くなっており、のぞみちゃんはすぐるちゃんの顔を舐めていますし、すぐるちゃんものぞみちゃんの首を舐めています。
ふたりの関係の回復はもう少しかかりそうです。
すぐるちゃんとのぞみちゃんの様子を観察していると、「それぞれのペース」での生活がとても大事なことがわかります。
恐怖が薄れるのも、環境に慣れるのも、体調の回復も、個々のペースで進められることが回復の一番の近道だなと思います。
個々の動物たちは個々に感じることも違えば、その程度も違います。個々の動物たちはそれぞれに自分の考えを持ち、自分でどう行動するかを考えます。
自分で考えることができる動物たちにたいして、わたしがとやかく言うのは動物たちの能力の軽視にもなりますし、動物たちの能力を妨げることにもなるので、同居動物たちのゴタゴタには、平和的に同居できるようにわたしは介入するだけです。
個々の動物たちが考えていることを尊重して、動物たちが自分のペースで生活できるように、わたしは動物たちに命令したり、動物たちの考えを否定したりしません。
人間の飼育下にいる動物たちへの制限はありますが、動物たちがそれぞれの考えのもと行動できる環境こそが、個々の動物たちが自分として生きることのできる環境だと思っています。
制限ある中で最大限、動物たちの意思を尊重した生活を送り、動物たちの自由度が増すといいなと思っています。
自由に生きたいよね、わたしも自由に生きたいよ。
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