動物病院で8日に健康診断と除角を行ったシカのすぐるちゃん(♂5歳)。

 

順調に回復しており、ウンコも調子のよい時の形状になっています。食欲もだいぶ戻ってきました。

 

今朝は、同居シカののぞみちゃん(♀推定5歳)と少し挨拶をしたすぐるちゃん。

 

病院から帰宅したすぐるちゃんをとても警戒して、すぐるちゃんに威嚇をしていたのぞみちゃんですが、今朝は落ち着いてすぐちゃんの鼻や傷口、首の匂いを嗅ぎ、すぐるちゃんの頬を小さくペロッと舐めました。すぐるちゃんに対するのぞみちゃんの警戒心が薄れてきたようでよかったです。

 

すぐるちゃんのストレス臭はまだ少ししていますが、ストレス物質濃度が低下し完全になくなるのは7日ほどかかるので、7日すぎたころから、のぞみちゃんの反応もさらにやわらいでくるのではないかと推測しています。

 

いつもの定位置で休むすぐるちゃん。

 

よく寝ます。ぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅ

 

ところで数日前、新潟のスキー場にイノシシが現れたというニュース記事を見ました。

 

スノーボードでゲレンデを滑る人間の後を追うイノシシ。

 

ゲレンデを滑り終えた人間Aのボードにイノシシは数回体当たりをしていました。

 

その後、イノシシは方向を変えて、少し離れた場所にいる人間Bに向かって走りだしました。

 

イノシシが向かってくるとわかった人間Bは、スノーボードを足から外し、向かってきたイノシシの身体にボードを勢いよくあてました。

 

ボードをあてられたイノシシは、人間Bに攻撃することなく去っていき、人間にケガはありませんでした。

 

この時の様子を動画で見てわたしはおどろいたのです。

 

Bの方は、イノシシが自分の方に向かってくると思ったので、ボードを足から外して構えていたと語っていましたが、ここですべきことは、向かってくるイノシシと接触しないように身体をイノシシから避けることだと思ったからです。

 

人間の身体がイノシシに向かって正面に向いていたなら、イノシシが向かってきた時に片足の軸をそのままにして身体を半回転させて、イノシシの進行エリアから自分の身体を外すという対処方法があります。

 

この対処は少し練習が必要なので、こういうことも学校などで教えてもらうことができるといいなと思います。

 

この対処の方法は野生動物関係の獣医師から教えてもらった対処方法で、野生動物に刺激を与えず、人間と動物の安全を確保するために大事ということです。

 

わたしもこの考えに賛同しています。

 

動物に対して人間は攻撃するのではなく、回避をして自分の身を守ることが大事なことです。

 

人間は身の危険を感じると、逃げるか相手を攻撃するかなどに考えがわかれると思いますが、相手が野生動物であれば、攻撃ではなく回避の考え方が必要です。

 

野生動物に刺激を与えず、不要な争いをしない、平和的な思考のもと対処できることはたくさんあるのです。

 

今回、さいわいにもイノシシは去っていきましたが、攻撃されたことでイノシシがさらに興奮して人間に攻撃することがあるので対処方法はよく考えて行ってほしいと思います。

 

暴力的な発想ではなく、平和的で争いを避ける行動をみなさん心がけてみませんか。

 

また、スキー場やキャンプ場は野生動物たちの生息地だった、もしくは生息地であると理解した上で利用してほしいなと思います。

 

野生動物たちの生活する場所に侵入しているわたしたち人間は、その事実を知り、野生動物たちの生活に心を寄せてほしいと思います。

 

侵入者であるわたしたち人間は、この地球で生きていくにあたりすべきことがあります。

 

これ以上、野生動物たちの生活の場を奪うことのない、自然環境にも野生動物にも思いやりあるやさしい心を持ち、野生動物たちを尊重する行動をしていきたいですね。

 

まずは自然環境や社会における自分の立ち位置を知ることから……。

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