今日も元気よく散歩に出かけたイヌたち。
イヌのひよりちゃん(メス9歳)は、いつもよりぶ~らぶ~ら散歩を楽しんでいました。
「クンクン♪」
「あっち、気になるだワン」
少し歩いては匂いをクンクンしたり、気になった溝をのぞいてみたりと、そのひよりちゃんの行動を見ているだけでしあわせな気分になりました。
昨日は北海道熊研究会の講義にズーム参加しました。
北海道熊研究会の代表である熊の研究者、門崎允昭さんが熊の習性や特徴、熊問題などについて語ってくださいました。
長年、熊の研究を行ってきた門崎さんの話から、門崎さんが熊に対して抱く感情が伝わってきました。門崎さんは人間と熊との共存を願い、年齢が80代になられた今でも活動をされています。
門崎さんの話で賛同できる内容もありましたが、そうでない内容もありました。
わたしが一番気になったのは、「山に入る際には、ホイッスルと『ナタ』を持ち歩く」ということです。
山に入る際には武器となるものを持ち、熊に襲われそうになった場合や襲われた場合は「やられる前にやる」のだそうですが、わたしはこの考えには同意できません。
熊が人間に攻撃をしかけるような状況を作り出さないことが一番大事と考えるからです。
わたしたちは熊が生息している山に山菜採りに行ったり、登山に行ったりしないようにすべきではないでしょうか。熊と遭遇する機会を可能な限り減らそうとする考えが大事だと思います。
「インドの自然遺産、森林、生物多様性を保護および保全するための持続的な変化をもたらすために設立された」ワイルドライフSOSのサイトにナマケクマについてこのように書かれています(How To Avoid Sloth Bear Encounters In The Wild)。
「Wildlife SOSが実施した調査によると、人間に対するナマケグマの攻撃は本質的に防御的なものです」。
そのため、クマに刺激を与えないようにしてくださいと書かれています。
Wildlife SOS の調査ではこのようなことがわかっています。
クマに「攻撃された、または攻撃を目撃した人、ナマケグマに遭遇したが攻撃されなかった人を含む合計 342 人にインタビューした後、対立に対する最も一般的な反応をリストアップしました」。
1.反撃
2.ランニング
3.死んだふり(地面に横たわり、両手で頭を覆い、反撃しない)
3つのうち、「死んだふり」が最も安全な選択肢であることがわかりました。調査によると、この方法では死亡者は出ていませんが、犠牲者は中程度の怪我を負っています。したがって、遭遇を生き残るために、人々は反撃せずに地面に倒れ、頭と首を覆って保護することをお勧めします.
クマが攻撃を開始した場合の理想的な対応は、地面に横になり、頭と首を保護することです (胎児の姿勢が役立ちます)。反撃しようとしないでください。彼らはあなたを脅威と見なし、積極的に反応する可能性があります。
クマと遭遇した時の対処方法については、以下です。
万が一、野生のナマケグマに出くわした場合は、次の方法で攻撃を防ぐことができます。
・目の前をクマが横切ったら、驚かせずに静かに退避しましょう。
・いかなる方法でもクマを刺激しないでください。安全な距離を保ってください。
・クマがあなたを見た場合は、じっとしていて、クマが離れるまで待ちます。
・クマを興奮させるために走ったり音を立てたりしないでください。
・グループにいる場合は、クマを待ち伏せしたり、囲んだりしないでください。代わりに、一緒に集まって、移動するスペースを確保してください。
・クマが遠くから襲ってくる場合は、頭上で手を振って音を立ててください。
(Google翻訳機能使用)
クマに襲われそうになったら攻撃をして自分の身を守るようにと書かれているサイトもありますが、動物の習性に沿ったワイルドライフSOSの対処方法がよいとわたしは思っています。クマの種類によって気質などが異なると言われていますが、どのクマにも刺激を与えないことが基本です。
ただ、注意すべき点は、クマが人間から嫌悪刺激を受けている場合、クマは人間を危険対象として人間の姿を見ると先制攻撃を行う可能性があります。
クマとの事故を発生させないためにも、クマに人間が危害を加えたり、恐怖を与えたりしなのが賢明ではないでしょうか。
お昼間、部屋でウトウトするシカのすぐるちゃん(オス5歳)。
クマの習性や行動を知り、自然環境で生活するクマへの配慮を大切にしたいものですね。
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