昨日は生理の眠気に負けてブログを書けませんでした。

 

ストレスをためず、菜食のライフスタイルになってから、今までとてもきつかった生理痛や頭痛、腰板、身体のだるさなどほぼなくなり、生理前に少しのイライラと気分の落ち込みだけになりました。長年苦しんでいた生理痛が今はほぼなくなり、気分も身体も大変楽になっています。が、眠気には勝てず(苦笑)。

 

先日、航空写真で日本の森林・プランテーションを見ていると、森林破壊を伴う太陽光発電所が写っており、その規模に愕然としました。

 

日本の森林面積を調べると、1966年から2017年までの森林面積の推移はほぼ横ばいでした。

https://www.rinya.maff.go.jp/j/keikaku/genkyou/h29/attach/pdf/2-1.pdf

 

しかし、大規模な森林開発の届け出は毎年行われて、自然環境は開発されています(小規模開発は届け出不要)。

https://www.rinya.maff.go.jp/j/tisan/tisan/attach/pdf/con_4-74.pdf

 

林野庁に問い合わせをして、森林開発が行われているのに森林面積の推移はなぜ横ばいなのか聞いてみました。

 

担当者の方の話によると、「森林開発面積は森林面積の推移のデータ(数字)には出にくい」ということだったので、その説明を聞きましたがわたしには難しくて理解できませんでした(泣)。

 

実際は森林開発が行われているので、森林面積は減っているということですが、データには出ないということが「うむ~理解できない」となりました。

・開発現場を見ると大規模な開発に見えるが数字にすると出にくいのだそうです。

 

森林面積蓄積の推移は5年に一度データが出されるそうで、新しいデータは今年(2023年)の秋にHPに掲載されるとのことでした。

 

日本は森林面積が多いと言われていますが、プランテーションが多いので「森林」が残っている地域の樹木や自然環境は大事にしたいですね。

 

プランテーションを主にして生活をしているシカの暮らしを想像するととても胸が痛みます。

 

近年、人がシカの姿をよく見かけるようになったと言われています。

 

人はシカをよく見かけるので、「シカが増えている」と思うかもしれません。

 

1950年頃に個体数を著しく減少したシカは現在にかけて、少しずつ個体数を回復させています。

 

それに伴いシカの姿をよく見かけるようになったともいえますが、シカが山里などに姿を現すのは、シカが生活に困らない山が少ないこともひとつの理由といえます。

 

野生動物にかかわる方は「今の日本では人間活動のある場所で野生動物が生息できるようにしなければ、どこにも棲む場所がない」と語られています。

 

野生動物たちはそれぞれの環境に棲める数だけ棲み、環境条件が全く合っていない土地には棲みません。

 

今までシカが棲んでいた山を人間が開発した場合、環境条件が全く異なるのでシカは生活する場所の移動をよぎなくされますし、プランテーションで身を隠して生き延びているシカたちは植物がある人里で食事をするようになるでしょう(プランテーションにはシカの食べ物がないのでシカは食べ物のある場所へ行きます)。

 

プランテーションの木が生長するにつれて地面に日光が届きにくくなり、下層植物は育ちにくくなります。プランテーションの手入れが行われていない場所では、ほぼシダしか生えていません(他の植物があってもほんの一部でひっそり生えている感じです)。

 

上記のことから、シカの姿をよく見ることがシカの個体数増加とは一概には言えず、環境と生物の基本性質を把握・理解した調査を行ってほしいなと思います。

 

シカやイノシシ、クマなどが人里や市街地に姿を現す原因についての一般的な報告書や説明では環境について書かれているものがほぼありません。

 

そのため以前、自治体に環境と野生動物の行動の関係性を調査してほしいと要望したことがありますが、返事は残念なものでした。

 

個体数が少なくても、山に食べ物がなく、その他の生きるために必要な行動のできない環境であれば、野生動物はそれらの活動ができる場所へ移動するでしょうし、地球温暖化による影響も考えなくてはいけません。

 

通常、人間を避けて生活をする野生動物が人間の活動域に足を運ぶのには理由があります。

 

それを単に「個体数が増えたから」と結論づけるのは気が早いように思います。

 

イヌたちのぬいぐるみが気になるシカのすぐるちゃん(オス5歳)。

後ろにイヌの春ちゃん(オス11歳)。

「クンクンクン~」とすぐるちゃん照れ

 

にほんブログ村のクリックをお願いしますいのししクローバーキラキラクローバーくま

   ↓ ↓ ↓

にほんブログ村 環境ブログ 自然保護・生態系へ
にほんブログ村