世界的に野生動物が減少しており、現在、第6の種の絶滅期と言われています。

 

野生動物の個体数は驚異的に減少にわたしはとても胸が痛んでいます。

 

「世界自然保護基金のリビング プラネット レポート 2020によると、監視対象の哺乳類、魚類、鳥類、爬虫類、両生類の約 21,000 個体群 (世界中の約 4,400 種に及ぶ) は、1970 年から 2016 年の間に平均 68% 減少しました 。ラテンアメリカとカリブ海の種、および世界の淡水生息地は、不均衡に影響を受け、平均でそれぞれ 94% と 84% 減少しました」。

Animal populations worldwide have declined nearly 70% in just 50 years, new report says・DEEPL翻訳機能使用)

種の減少の原因を大きく述べると、生息地破壊、汚染、密猟、狩猟です。現代は地球温暖化による気候危機も野生動植物にとっては脅威となっています(Solving the two biggest causes of wildlife declines)。

 

密猟や狩猟は種の絶滅に大きくかかわっており、過去に絶滅した動物種は乱獲によるものがほとんどです。

 

今、絶滅危惧種に指定されている種が過去に人間によって乱獲にあっていたということもあります(例えばアホウドリ・日本人がひどい乱獲を行った)。

 

わたしたちは過去に無数の種を絶滅させてきたにもかかわらず、今も同じことをしています。

 

たとえば、シカやイノシシ、クマ、非在来種といわれる動物たちを驚く頭数殺しています。

 

この現状から言えることは、わたしたちは過去に行った行為にまったく反省していないということです。

 

絶滅危惧種であるウナギをいまだに食べていますよね。

 

日本に残る自然環境の生息地で生き抜いているウナギを捕らえて食べているのです。このことには大変おどろきました。

 

絶滅危惧種であっても、捕らえて食べるのかと。

 

それだと、個体数が多いとされている種については、捕殺し放題になるもの納得です。

野生動物たちは直接的な人間の脅威にまぬがれたとしても、地球の自然環境破壊は驚異的なスピードで進んでおり、自然環境で生きる野生動物たちは行き場を失っています。

 

日本は自然環境意識が低いというデータが出ていますが、今の調子では日本に生息する野生動物たちは減少の一途をたどり、自然環境のエコシステムは崩壊するのではないでしょうか。

 

航空写真で日本の森林、プランテーションを見ていると、凄まじい自然破壊が行われているのを知ることができます。

 

自然環境破壊を伴う超大規模な太陽光発電所の建設です。

 

山が見るに痛ましい状態になっており、太陽光発電所周辺の環境は大ダメージを受けていることでしょう。生態系も大きく変化するのは明らかです。

 

人間活動が原因で野生動物たちは生活に困窮しているにもかかわらず、シカやイノシシ、クマなどを人間に「害」を与える悪い存在だと言っている社会に怒りがわいてきます。

 

現状を知って現実をしっかりみてほしいといつも思います。

 

そして、わたしたちには何ができるのかを真剣に考え行動に移してほしいです。

 

動植物の相互関係によって、生物が生きられる環境が作られています。

 

ひとつの種が絶滅すると、相互関係は変化して関係していた動植物も影響を受け自然環境の構造は変わるのです。

 

狩猟や捕殺、ジビエを推進している場合ではないのですが、この国ではそれらを推進しているので驚くほかありません。

 

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