午前中に山を下りて用事を済まし、帰宅してから片づけスイッチが入ったわたし汗うさぎ

 

今日の片づけで中型の家具の中身を空っぽにできました。↓

家具の中に入っていた書類や本は、友人から譲ってもらったアンティークの本棚に移動。

 

本棚は大容量なのですが、容量オーバーに近づいているので、本の整理もしなくてはと思っています。

 

しかし、今のわたしにはまだ本は手放せませんので、これから本を購入する際は、最初に図書館で借りて読んでみてとてもよかった本だけを購入していこうと考えています。

 

ところで、野生動物を保護飼育している団体のYouTubeとHP記事で、野生動物の本質は「飼えばわかる」と発信されて、なんと人間中心的な考えなのかとおどろいていました。

 

人間が野生動物を飼育することで、その種の個々の動物を本当に知ることはできるのでしょうか?

 

動物を飼育することにより動物を身近に観察できたり、動物と過ごす時間が増えたりして、目の前の動物のことを知ることができますが、あくまでも人間の飼育下にいる動物を知るにすぎず、本来の種、個々の動物を知るということとは別に考えなくてはいけない所があります。

 

人間の飼育下にいるオオカミの過去の観察結果からも、動物は人間の飼育下では本来しない行動をすることがわかっています。

 

フランス・ドゥ・ヴァール著の『動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか』にも、人間の飼育下にいる動物を観察する際の注意すべき点などが書かれており、人間の飼育下にいる動物の行動が「本来の」動物の行動であるか結論づけるには慎重にならなくてはいけない趣旨の内容が書かれています。

 

飼育下にいる動物は人間が提供した生活環境で暮らします。動物は環境に適応するための行動をとるでしょう。野生で生きる動物たちも野生の生活環境に適した判断や行動をするでしょう。

飼育下にいる動物は自然環境で生活する動物と異なり、その種が本来すべき行動(生活)ができない生活環境にいます。

 

その個々の動物の行動を見て、その種のすべてを知れるとはわたしは思いません。

 

檻などに監禁されている動物であればなおさらです。監禁されている動物は、ストレス行動をしますし、人間とかかわることで自然界ではしない他の行動もするでしょう。

 

自然環境で生活する自分の意思で行動できる動物と、監禁された動物とでは行動や動作、相手との関係性などまったく違うのです。

 

声を大きくして言いたいのは、野生動物を知るには、人間が動物を飼育しなくても知ることができるということです。

 

自然環境で生活する動物を観察することで、動物の行動や感情など知ることができます。実際、野生で暮らす動物たちを観察することで、新たな発見やその種や個々の動物たちのことがわかってきていますよね。

 

その観察を通して、その種の個々の動物たちへの理解も深まるでしょう。

 

野生動物を知るには「飼育したらいい」という人間中心的な考えでは、動物たちの姿をより正確に理解することは困難であると思います。

 

健康な野生動物や助けを必要としていない野生動物を「飼育したらいい」(監禁飼育)ということを安易に言わないでほしいと思います。

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