今日はとても気分が悪くなる番組を見ました。

 

ABEMPrimeの動画ですが、ヴィ―ガン活動者にたいして、「その活動内容は問題があるんじゃないか」と番組司会者や出演者が質問するものです。

 

ヴィ―ガン活動者はスタジオに女性1名、男性1名。

 

番組関係者は男性3名、女性1名。

 

女性のヴィーガン活動家の語り口調はものやわらかでした。

 

アナウンサーの男性が女性活動家にたいして大きな声を出し非常に高圧的口調・態度で話しており、後半出演者もそれに便乗しはじめ、女性活動を追いつめる弱い者いじめが行われていました。

 

これは、社会的特権を持つ男性がマジョリティという立場から社会的弱者である女性(活動家)、マイノリティを責め立てる構造であり、動画を見ていて心底気分が悪かったです。

 

・今日はその番組の議論内容(活動内容への問題提起)について語りません。

 

肉食主義者にヴィーガンは採食を「押しつけるな!!」とよく言われます。

 

今回の番組中も男性の出演者が、あなた(動物擁護活動家)の考えや価値観を子どもに押しつけるのか!と言っていました。

 

そう言った男性は、自分は屠察を行おうとしている。それを(自分の)子どもに伝えよう(説明しよう)と考えていると語っていました。

 

それこそが、おとなの考えを子どもに押しつける行為でることに男性はまったく気がついていないのです。

 

多くのおとなは自分の言動に都合よいことを子どもに語ります。

 

動物殺傷もうまく正当化し、動物殺傷は「必要」「普通」「当然」などと語られるのです。

 

そもそも、わたしたちは生まれた時から選択肢を与えられず肉食を押しつけられています。

 

そして、牛や豚、鶏などを人間が食べる「物」として牛たちに「家畜」としての生を強いています(押しつている)。

 

過去から作り上げられてきた世界に生きるわたしたちは、社会で一般的なことには疑問を持ちにくく問題視しません。

 

人びとに問題視されないように作られているのがこの世界です。

 

世界で起きている構造を知っていると、ヴィ―ガン(マイノリティ側)に(マジョリティ側)は「押しつけるな」とは言えないはずなのでは?と思います。

 

押しつけるのはマジョリティ側である事実をしっかりと理解してほしいです。

 

そもそも、「押しつける」は嫌がる相手に無理矢理やらせるということです。それを踏まえるとマジョリティがヴィーガンなどに言う「押しつけるな」はどういう意味で言っているのか疑問です。

 

マイノリティや社会的弱者は社会から周縁化され、不当な扱いを受けたり、害を与えられたりします。

 

それを知っている人たちは日常生活での力の不均衡などに気づき、それを経験している人たちは不当な扱いにより非常につらい思いをします。

 

力の不均衡が大きい社会で生きる女性は、生きるため男性に同化すると言われています。

 

女性は男性と同じ価値観を持ったり、考えをもったり、女性がミソジニーなこともあります。

 

今日見た動画から考えることや学ぶことがあり、男性という存在をさらに考えていこうと思いましたし、活動内容もよく考えていきたいです。

 

少数の意見も聞き逃さない男女平等の社会を望みます!

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