~勉強会中止のお知らせ~

 

2022年9月10日(土)大阪で野生動物やオフリード犬に遭遇した時の対処方法を学ぶ勉強会を開催する予定でしたが、我が家の保護シカすぐるちゃん(5歳)の除角に向けた処置(ホルモン投与)の主反応が強く出ているため、家を長時間留守にできず、今回は中止とさせていただきます。

 

勉強会参加をご検討してくださっていた方々には大変申し訳ありませんが、ご理解いただけますと幸いです。

 

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明け方から雨が降り犬たちは朝食後「今日は散歩ナシやね」と各自お気に入りの場所へ休みにいきました。

 

鹿たちも雨が降っている間、室内で休み小雨になってから庭で活動。

 

すぐるちゃんは今日もホルモン剤の影響で落ち着けずウロウロ。

 

しかし、興奮を自分で静める行動をしはじめたので感心しています。

 

すぐるちゃんがクッションを気にしはじめたのでクッションをすぐるちゃんにプレゼント。

 

すると、すぐるちゃんは庭でクッションを咥え投げ飛ばし遊びはじめました。

 

少し気がまぎれる物があってよかったです。

 

2020年のナショナルジオグラフィック記事「ダムがなくなり川に魚が戻ってきた、米国の例」を思い出し、再度読んでみると、人間が自然界に行う行為が生態系に破壊的であることがよくわかります。

 

2002年にダムが撤去されてから、それまでいなかったエールワイフが川に戻ってきたということです。ポーランド市を拠点とするメーン湾研究所、エールワイフの生活史の調査を10年以上行っているザック・ホワイトナー氏は「戻ってきたエールワイフの様子を見ていると、とても幸せです」と語っています。

 

 

気候変動や乱獲、水面上昇により漁業が低迷している地域もあるなか、生態系が回復している(川にエールワイフが戻ってくる)のは嬉しいかぎりだと言うことです。

 

「淡水で生まれ小見で成熟するエールワイフは陸の生態系を移動していく」ので、淡水系にエネルギーと栄養素を持ち込むそうです。エールワイフが川に戻ってくることで川は自然動植物の相互関係が働き生物が豊かになるでしょう。

 

ダムの撤去には莫大な費用と労力が必要ですが、「見返りはすぐにやって来る。陸と海における生命の自然な流れが取り戻され」エールワイフの恩恵をわたしたち人間も受けることになります。

 

記事に「人々は鳥の鳴き声を聞きながら、緑が生い茂る川沿いを歩き、上流を目指して水かさが増すのを待つエールワイフの姿に感嘆する。子どもたちの顔は驚きに満ちていた」と書かれています。

 

人々は自然の植物とその自然環境に生きる生物とのかかわり(姿を見る)に喜びを感じているのです。

 

この自然観を大事にしたいものですね。

 

記事の最後にはこう書かれています。

 

「川岸に集まる人が増えると、魚たちにストレスがかかりかねない(中略)これからも魚たちを圧倒することなく、見守っていかなければなりません」。

 

魚たちへの配慮を忘れず自然とかかわる姿勢はすばらしいと思います。

 

日本では現在もダム建設が行われており、自然環境意識が非常に低いことがよくわかります。

 

日本のダム建設は、

「膨大な予算が必要とされるにもかかわらず、地域復興や地域再建などにはつながらず、一時的な経済効果しかもたらされないことが明らかにされている(丸山.2006).それでも、現在も依然として建設計画が強行されているのは、ダム建設が癒着や利権構造の温床となっていることが背景にあるといっても過言ではない(たとえば保母,2001:藤田,2004).参考文献 小島望 著「<図説>生物多様性と現在社会」社団法人農山漁村文化協会、2010年。

 

ということです。

 

しかも、国内にとどまらず、

 

「日本が途上国に出資しつODA(政府開発援助)の資金によって計画されたダム建設が、他国の生物多様性や文化の多様性の脅威になっているとの指摘がある(たとえば,FoE hapan・IRL,2003).」参考文献 小島望 著「<図説>生物多様性と現在社会」社団法人農山漁村文化協会、2010年。

ということで、日本は他の国でも破壊的開発をおこない自然生物と人々を混乱させています。

 

自然環境やそこに棲む生物たちを保護するには今の政治を変えなければいけないですね。

 

 

自然環境やそこに棲む生物を大事にする社会を目指したいものです。

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