朝晩は秋の空気ただよい、涼しくなりサシバエたちが活発な活動を開始。
シカたちはサシバエから避難するため室内に入ったり、草むらに入ったりしています。
シカののぞみちゃん(♀推定4歳)は、草の中でかくれんぼ。
のぞみちゃんはどこにいるかわかるかなぁ?
画像左側でひょっこりと頭を出して座っています。
裏山の木々が美しいです。
わたしたちが住んでいる地域は今年、大きな台風や甚大な水害などないですが、各地で激しい雨が降り多くの人や野生生物、その他の動物が大変な思いをされています。
日本は温暖化による気候危機の影響を受けやすいと言われているので、環境意識を高く持ち、自分でできる地球温暖化を抑える知識を身につけ、実践していきたいものですね。
2022年8月18日FNNプライムオンラインに「各地で激しい雨 文化財被害が 川の中州にシカ取り残され...」という記事がありました。
以下引用
「京都市では、17日からの大雨で、道路や文化財に被害が出ている。
一方、市内を流れる高野川では、増水した川の中州に、1匹のシカが取り残された。
シカは、中州の中を歩き回ると、意を決したのか、自ら濁流の中へ。
対岸に向かって泳ぎ始めた。
しかし、流れが速く、少しずつ流されてしまう。
それでも、飛び込んでおよそ30秒後、シカは無事、対岸にたどり着いた。
シカは堤防を駆け上がると、その後、見えなくなった」。
1分40秒から中州に取り残されたシカの動画があります。
動画に映るシカはまだ幼いシカで、シカさんの動きや行動から人間の影響を受けていると思いました。
普段と違う状況で普段見ない野生動物を発見した時、わたしたちはどうすればよいのでしょうか?
今回の中州に取り残されたシカさんの場合、わたしたちは中州に取り残されたシカさんの姿を見るために集まったり、集まり騒いだりしないようにするのがいいです。
取材のためシカの姿をカメラに収めるなら、シカが人間の気配を感じない遠い場所から撮影し、シカにわたしたちの存在を気づかれないようにしましょう。
そうすることでシカは人間におどろくことなく、水が引き移動できるようになるまでその場にいると思います。
最もよいのは、シカに刺激を与えない範囲からシカを見守ることです。
遠くからシカに刺激を与えず見守り、もし、助けが必要になれば救助方法を考え、それを実行します。
中州に取り残されたシカ見たさに現場に人間が集まるとシカは人間に恐怖を感じ警戒します。
そのことでシカは予期せぬ行動をとるようになります。
人間の行動でシカやその他の野生動物を危険にさらすことが往々にしてあります。
・予期せぬ行動→身の危険を理解していても恐怖が優位になると反射的に危険を招く行動をとる。
中州に取り残されたシカさんの様子から、シカさんは人間の影響を受け、濁流に飛び込んだのではないかとわたしは推測しています。
人間の影響を受けなければ、シカさんはもう少し水が引いてから対岸へ移動し、落ち着いた状態で生息地へ戻ったかもしれません。
野生動物を普段見かけない場所で見たり、ばったり遭遇してしまったりしても、わたしたちは騒がずに知らん顔をして、野生動物たちに恐怖を与えないようにしましょう。
野生動物たちは冷静であれば、自分で安全な場所(いつも生活している場所)に戻っていきます。
報道機関の方々には、野生動物に恐怖や刺激を与えないよう、「思いやりある心で野生動物に配慮する」姿勢で撮影等行ってほしいです。
「こういうことがあったよ」と事実を報道するのは大事なことですが、窮地に陥っている野生動物を「見世物」かのように撮影報道するのではなく、野生動物の心境を想像し、野生動物の身の安全を第一に考え、「遠くから静かに見守る」ということを行ってほしいです。よろしくお願いします。
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