今日は市役所の総務課に「持続可能な地域活性化」を求める署名を提出してきました。

ジビエという持続不可能な地域活性化ではなく、エコツーリズムのように自然環境やそこに棲む動物を保護し環境教育や活動を楽しめる持続可能な地域活性化を要望する署名活動でしたが、残念なことに署名してくれる人は非常に少なかったです。

 

しかし、市にたいして「このような声もあるよ」ということを行動で伝えたかったので署名活動をしてよかったと思っています。

 

ところで、友人が「米カリフォルニアのハイキングコースで野生のクマとすれ違う」(アメリカ、カリフォルニア州、8月12日、映像:Newsflare/アフロ)をシェアしてくれました。

 

カリフォルニア州シエラマドレ山脈でハイキングをしていたビクトリア・ファムさんは、ハイキングコースでクマと遭遇しました。

 

ビクトリアさんはハイキングコースの前方からクマが歩いてきたのを確認し、クマが自分の横を通り過ぎるのを静かに映像に収めていました。

 

その映像が記事で見ることができます。

●動画・記事はこちらです。下矢印

 

 

 

 

動画を見ていただくとわかるように、幅の狭いハイキングコースでクマはビクトリアさんの横をのんびり歩いて通りすぎます。

 

ビクトリアさんは通り過ぎたクマの後を追うと、クマはハイキングコースを外れ去っていったそうです。

 

この記事にたいして、ヤフーコメントにこのような投稿がありました。

 

「30年以上昔、カナダにトレッキングに行った時のことだが、熊に出会っても逃げず騒がず無視していれば、熊も無視してくるとガイドさんから言われたことを思い出した。山道はごみが落ちておらず、熊が開けられない二重ロックの大きな頑丈なごみ箱が所々に設置されていた。勿論えさやり厳禁だが、山中はキノコや木の実が豊富にあり、これらは野生動物のものだから取らないようにと忠告を受けた。国立公園内だったからか狩猟も全面的に禁止されていた~」。

 

このコメントからもわかるように野生動物と人間との間に問題を生じさせないには、野生動物が人間に直接的・間接的に危害を加えられていなというポイントと、クマに遭遇しても人間は騒がず静かにしていることが大事なことです。

 

日本のように自然動植物保護区域がその意味をなさず、狩猟・捕獲・排除が全国的に行われている地では、ここに棲む野生動物たちは人間に脅威を感じ、人間と遭遇したり、気配を感じたりすると防御態勢をとるようになります。

 

野生動物が人間に攻撃するのは、防衛行動です。そのためクマの「学習放獣」は害悪でしかないです。

 

人間と野生動物の間に問題を生じさせないためには、わたしたち人間が野生動物にたいして平和的にかかわり、野生動物に遭遇したときの対応方法などを学ぶ必要があります。

 

上記のヤフーコメントに書かれているカナダのガイドさんがクマに出合ったときの対処方法を啓蒙しているような発信が日本でも必要です。

 

クマやその他の野生動物(イルカも)に出合ったら、大きな声で騒いだり、騒いで逃げたり、石を投げることや棒などで動物に危害を加えるなど行わず、無言で静かにゆっくりとした動きで野生動物から距離を取る、もしくは、動物が自分の側から立ち去るのをジッと静かに待つなど意識してほしいと思います。

 

あと、野生動物たちに「わたしはあなたに危害は加えませんよ」というシグナルを出すことも大事です。

 

出合った動物をジーと見たり、動物に向かい正面向いて立ったりなどしないで、知らん顔してその場を去るようにしてみてほしいです。

 

余裕があれば、野生動物にカーミングシグナル(争いを避ける友好的な合図)を届けてみましょう。

 

たとえば、瞬きをして動物から目線をそらす、軽く頭を下げるなど。

 

動物にたいして行うカーミングシグナルを多くの方に知っていただきたいので、コロナが落ち着いている時期にどこかの会場をかりて勉強会ができればいいなと思っています。

 

日本では野生動物やその他の動物をわたしたちと全く別の動物として認識され、一方的に動物たちを危険視する傾向にあります。

 

そのため、動物との悪循環に陥ることに繋がっています。

 

それを解消するにはまず、わたしたちが他の動物種たちの存在に歩み寄り、友好的にならなくてはいけません。

 

野生動物やその他の動物たちは、わたしたち人間と連続する動物であることへの理解を進め、種としての違いを受け入れて平和的にかかわっていけるよう、動物たちに関心をもってみませんか。

 

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