今日も激しい雷が鳴り、イヌたちは怖くてキッチンに避難。

 

シカたちは雷が鳴り始めると庭に移動。シカたちは庭に出ている方が安心なようだ。

 

雷が遠くに去って行くとイヌとシカたちは「ホッ」として、室内の各自好みの場所で寝始めた。

 

先日から、海水浴をしているヒトにイルカがかみつくというニュースが流れている。

 

FNNプラムオンライン記事を読むと、かまれた時の状況など書かれており、イルカにのしかかられた男性は、怖がってジタバタしていたという。

 

そのため、イルカは興奮し男性をかんだということだ。

 

イルカはヒトに興味を持ちやすく、ヒトに近寄ろうとするそうだが、イルカがヒトをかむ理由は必ずあるのでそれを知っておこう。

 

そして、イルカがヒトをかまないでいいようにわたしたちは状況判断をして適切な対処をとろう。

 

イルカがヒトをかむのは、刺激やその他の環境要因によるストレスが主な理由だと考えている。

 

イルカでなくともイヌやシカ、その他の動物たちが他者をかむのは、ストレス(痛み・不快感・恐怖など)によるものがほとんどである(動物たちが人間の手などを甘えかむことや「なにかをしてほしい」という意思表示での服などをかむは、ここでは触れないでおく)。

 

イルカにかかるストレスとはどのようなものだろうか?

 

たとえば、イルカの生活場所に遊びを目的としたヒトが入って来ることによる騒がしい環境や騒ぐヒトの行動がイルカに大きな刺激を与えることがある。

 

ヒトの騒がしい行動はイルカに多大なストレスを与えることから、イルカにかまれないためには、わたしたちはイルカが生活しているエリアの海に遊びに入らないというのが一番の回避方法となる(が、海のどこにイルカたちがいるのか正確に判断しがたいため、「イルカは近くにいるかもしれない」と考えている方がいいと思う)。

 

イルカが生活しているエリアであるのを知らず海に入りイルカに出合った場合は、イルカに刺激を与えないように無言で非常にゆっくりと泳ぎ岸に向かったり、イルカがヒトの体をつつきにきてもジタバタしないで無言で滑らかに海中を移動したりしてみよう。

 

陸上だと、動かずジッとして動物がその場を去るのを待つという対処方法があるが、海中では難しいため、イルカの様子をみつつイルカから距離を取れるようにするのがいいと思う。

 

イルカにつつかれたり、のしかかられたりして上手く対処する自信がない場合は、最初から海に入らないのがいい。

 

海中でイルカの様子をみつつ、適切な行動を行うのは難易度が高いと思うので、海洋生物に詳しかったり、泳ぎが得意だったりしない場合は、自分が怖い思いをしないためにも海に入らない検討をしてほしい。

 

数日前はイルカのニュースとともにサルによる「人的被害」のニュースも流れていたが、サルたちへのヒトの接し方が非常によくないものだった。

 

サルを追い払おうとしてサルに危害を加えたり、騒いだりして、刺激と恐怖をヒトはサルに与えていた。

 

このような行為は当然サルを警戒させ、防衛態勢にさせてしまう。

 

よって、サルがヒトに攻撃するようになる。

 

近年、野生動物を過度に「危険」視したり、嫌悪感を持ったりする傾向にあるが、この傾向は野生動物たちとヒトとの関係を悪化させているので、わたしたちは野生動物に危害を加えず、友好的な態度でかかわっていこう。

 

野生動物を「怖い」と感じるヒトが多いのは、この社会のあり方の影響であるため、野生生物にたいして正確な知識を具えると過度に「怖い」と感じることは少なくなるだろうと考えている。

 

「怖い」と感じると実際に動物と遭遇した場合、落ち着いて状況判断ができない。

 

そのため、騒いでしまったり、野生動物に危害を与えたりすることにつながり悪循環に陥る。

 

野生動物やその他の動物たちと人間の双方にとってよい状況をもたらす関係性(かかわり方)をこのブログやWDIのHPなどで発信し続けていくので、少しでも参考にしてもらえるとうれしい。

 

正しい野生動物への接し方やかかわり方を少しずつでも学んでいこう!

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