蒸し暑くむせる気候だったため、犬と鹿たちは涼しい室内で多くの時間をすごしていた。
限りある空間での生活だが、犬と鹿たちが自分の好きな場所に移動できる自由な環境は、QOL向上には必須だ。
個々の動物たちが、その存在を人間に尊重され苦痛の少ない生涯を送れることを願い。
ところで最近、野生動物利用に参入する企業などが増えている。
理由は政府(自民党)が積極的にジビエ促進キャンペーンを行っているからだが、これが日本維新の会であっても同じようになっているだろうと思う。
このブログを読んでいる方たちからすると、「またか」と思われるが、野生動物の殺害や利用は自然生態系を破壊する行為であり、個々の動物たちを苦しめる行為である。
鹿は生態系の破壊者と言われているがそうではなく、大型草食動物である鹿は生態系にとって非常に重要な存在だ。
実際に、鹿は「健全」な生態系を助けているという研究報告がある。
このことは、大事なのでブログで何度も書きたい。
日本では野生動物の殺害に力と金が動いているが、他の国では野生動物を助けるために多大な労力と多額の資金が投入されている地域がある。
どの野生動物種を受け入れる施設がない日本と大変異なる。
イギリスのWildlife Aidでは、様々な野生動物種の救護を行っており、救護動物への対応がとてもよい。
野生動物への認識が日本と全く異なることが、野生動物への接し方や処置などからも知ることができる。
動物を救護するかれらは、動物に敬意を持ち、動物を大事に扱っている。
救護動物の負担を考え、救護の方法や処置など臨機応変に対応し、動物の利益を考えた適切な処置を行っている。
動物が恐怖を感じることや動物に負担をかけることがよく理解されており、救護動物への「ベスト」を常に考え行動している様子が動画からわかる。
●Wildlif AidのYouTube鹿の救助動画
かれらは困っている動物たちを救護する素晴らしさを身をもって経験している。
その素晴らしさは、動物に敬意を持ち、個々の動物たちを尊重しているからこそ感じるものである。
動物たちにたいして「助けてやっているんだ」という気持ちや、承認欲求での行動では、動物を救う本当の素晴らしさを感じることも経験することもないだろう。
野生動物の救護態勢が未発達なこの社会の理由のひとつとして、野生動物やその他の動物にたいする多くの人々の認識が、動物救護先進国の人びとの認識と異なっていることだと考えている。
動物たちを救い得る感動などの感情は動物の立場に立ち感じることであり、それを経験する者の人生は深みを増すだろうと思う。
まずは、個々の動物たちを尊重し、動物たちに敬意を持つことから始めてみよう。
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