今日も激しい暑さで、庭の地面は乾燥してカラカラになっている。

 

庭のウンコ掃除などを終え、庭に井戸水をまいていると鹿のすぐるちゃん(♂5歳)と犬のひよりちゃん(♀8歳)が、やってきて「水遊びする」と言い出した。

 

ひよりちゃんは、わたしに水をかけてほしい派で、すぐるちゃんは自分で水遊びする派(笑)。

 

すぐるちゃんは、ホースから出る水を口に入れたり、顎付近にあてたりしていて、途中から少し楽しくなり、軽くジャンプしていた。

 

●そのときの動画はこちら下矢印

 

すぐるちゃんのこの様子からも、鹿は感情と感覚を持ち具えていることがわかる。

 

暑いときは涼しい場所にいったり、水場を求めたり、よろこびを感じると行動や動作でそれを表す。

 

よろこびを感じるということは、その逆のことも感じるということだ。

 

現在、鹿は人間に「害獣」とレッテルを貼られ、鹿は無数に殺されており、「資源」として鹿の死体を「利用しよう!」という流れになっている。

 

「駆除」をよい理由として、鹿の死体利活用で利益を得る構造が作られたこともあり、全国で鹿の撲滅活動の勢いが増している。

 

環境省によると、2020年に殺害した鹿は、674,800頭ということだ。恐ろしい数の鹿たちを殺している……。

 

この現状から、いつも思うことは、鹿はわれわれ人間の「資源」でもなく、「生態系の破壊者」ではないということだ。

 

大型草食動物は、自然生態系構築に重要な役割をはたしている。

 

どの野生動物たちも地球の自然環境に必要な存在である。

 

もし、地球の自然環境に必要ではなかったとしても、地球に産まれた存在は尊重されるべき存在だ。

 

大型草食動物が生態系構築に重要な役割をはたしていることは近年の研究で明らかになってきているが、このような情報は日本政府の耳には届いていないのだろうか?

 

また、鹿のフィールド調査などを行っている北海道大学の揚妻直樹氏も、「鹿がいない自然環境は『不自然』と言える」と語っている。

 

鹿の撲滅活動は自然生態系に大ダメージを与え、生態系を混乱させる。

 

特定の種を撲滅するという恐ろしい発想ではなく、感情・感覚ある野生動物に苦痛を与えない平和的人間活動へと舵取りをしてほしい。

 

鹿に関する最新の情報を得て、その科学的知見を基に政策を進めてほしい。

 

政府は鹿に最大の捕殺圧をかけ殺す方針だが、その方針が間違っているということを訴えていきたい。

 

参考文献

Johan du Toit Exploring a natural baseline for large-herbivore biomass in ecological restoration Journal of Applied Ecology、(最終閲覧日:2022年6月30日)。

https://besjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/1365-2664.14047

 

Stephanie Allen Research suggests blaming large numbers of herbivores for ecosystem damage might not be wholly accurate RHYS ORG、(最終閲覧日:2022年6月30日)。

 

鹿やその他の野生動物「駆除=殺害」に「ストップ!!」の声を!!

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