湿度が高く蒸し暑い一日になり、犬たちは涼しい場所で体を伸ばし休んでいた。
鹿たちの換毛は、鹿ののぞみちゃん(♀推定4歳)はすっかり終わり、鹿のすぐるちゃん(♂5歳)は後少しで終わりそうだ。
鹿ののぞみちゃんはすぐるちゃんより一足早く衣替え~
鹿たちの夏の毛はあかく、冬の枯れ葉のような毛の色と異なり、夏毛は鮮やかでより光沢があり美しく見える(が、冬毛もくすんだ色味の毛が美しい)。
ところで、過去に動物保護活動をしている方たちの話を今日は思い出した。
困っている犬猫を保護したい、助けたいと思い行動されている方が、「自分にできることをする」と言い、犬猫保護施設から犬や猫を保護し、その保護犬猫さんの里親を探されていた。
自分にできることをするのはとても素晴らしいことだと思う。
しかし、それだけでは、犬や猫、その他の動物たちを本質的に守ることはできない。
わたしが鹿たちを保護したときに、獣医師も「自分たちにできることを行うしかない」と言っていた。
目の前の動物たちを助ける行動は自分にできることのひとつであるが、根本的に犬や猫、その他の動物たちの犠牲を減らすには、現代に適していない法律を変えることを目的とした活動を行わなくてはいけない。
その中には、地道な啓蒙活動も入っている。
構造的なことから生じている問題(動物たちの犠牲)は、その構造を変えることで改善される。
動物たちが犠牲になる法律や制度にたいして声を上げなければ、動物たちの置かれる立場の状況が悪化し、動物は永遠と犠牲になり続ける。
犬や猫を保護する方たちは過去よりずいぶん増えたが、どの施設も個人で保護されている方の自宅も保護犬猫さんたちで溢れている。
犬猫保護施設では、保護環境が劣悪な施設もあり、犬猫たちはそこでも犠牲になるということが起こっている。
犬猫を保護している団体や個人の方たちがみな、犬猫の生体販売禁止を掲げ政府に要望し続けたり啓蒙したりし続けると、それはとても大きな声となり、政府を動かすことができるのではないだろうかといつも思う。
そのため、自分にできることの中に、行政や政府を動かすことを目的とした活動も含んでほしいと思う。
この活動は、目の前にいる動物を助けるのとは異なり、すぐに結果を得ることができない活動であるため、「長期的に続けていく」ことを意識する必要がある(目の前で困っている動物を救うのとは違い、長期的な活動は達成感などはない)。
継続的に行うのでモチベーションを保つのが難しいこともあるが、続けることが最も大事なことなので、無理をしすぎないで続けることができる活動を自分で調節しながら行っていけるといいなと思う。
目の前にいる動物を救うことも必要だが、これからのことも考え動物たちが犠牲にならない社会作りを目指した活動にも力を使いたい。
個々の活動がいつか実を結ぶことを希望としていきたい。
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