今日は、議員さんのお話会に参加してきた。
お話会の参加者は高齢の男性が多く、質疑応答で様々な質問があった。
その中で、「山が鹿や猪の住処になっている。それをどねんかしてほしい」という男性の声があった。
山に野生動物がいつかないようにしてほしいとのこの要望は、山を野生動物がいない環境にしてくれというものであり、大変おどろいた。
農作物被害があり困っているからといい、自然環境に生きる野生動物を排除する考えは、自然環境への理解や野生動物への理解がないものであり、差別的である。
そもそも、山やその他の自然環境は野生生物たちの家なのだ。
地球という惑星を無数の生物種とシェアしていることをわたしたちは理解をし、自然環境は人間だけのものではないと学ばなくてはいけない。
そうでなければ、わたしたち人類は自分たちの生活や身体の健康、安全を守っていくことはできないのだ。
そのため、自然環境教育はとても重要な教育になる。
排除する考えではなく、野生動物とどのように「平和共存」していくかを考えられるおとなになろう。
野生動物による「被害」を受けると、人間は被害性を強調するが、本当の被害者は野生動物たちである。
人間が自然界にたいして侵略行為を続けるなか、野生動物たちは迫害され家と食糧を失い続けているのだ。
わたしたちは、他の種にみない圧倒的な力を持ち自然環境を破壊する。そして、そこに棲む野生動物を虐殺している。
圧倒的な力を持つ人間が野生動物による「被害」を強調するのはおかしいと思う。
野生動物と人間との間に生じる問題には、その原因、理由がある。
その原因や理由の多くが人間が行っている行動などである。
野生動物との間に生じる問題の原因を分析し、問題を未然に防ぐ平和的努力をわたしたちはするべきではないだろうか?
地球で生きる基本的なこと、「他の種との共存」を社会が理解することはとても大事なことだ。
野生動物の暮らしを尊重し、野生動物や自然環境に配慮した思いやりある人間活動が問題解決の近道となる。
野生動物や自然環境について、わたしたちは正しい知識を持ち、暴力ではない平和的活動を行おう!
庭にフワフワと飛んできた(おそらく)カラスアゲハ。
羽を負傷しており上手くうまく飛べないようだった(泣)。
カラスアゲハを犬と鹿たちに踏まれない場所にそっと移動した。
庭には様々な生き物たちがやってくるので、庭に立ち寄った生物を観察するのも楽しみのひとつだ。
人間社会だけに目を向け生きるのではなく、他の種にまで生きる目を広げると人生はより豊かになるとわたしは思っている。
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