昨晩、大変なことが起こった。

 

鹿のすぐるちゃん(♂5歳)がパンの袋(プラスチック)15×10センチほどの大きさを食べてしまったのだ。

 

同居人Kは、度々、加工食品を自分用に買ってくる。

 

それを、離れに部屋に置いてくれたらいいが、わたしたちが生活している母屋に持ってくることがある。

 

鹿のすぐるちゃんと暮らすようになり、すぐるちゃんが物を誤飲しないためにも、わたしと同居人Kは気をつける点をお互い確認し、物の扱いには気をつけるようにしようと約束をしていた。

 

しかし、同居人Kはそれをほぼ実践しないのだ。

 

同居人Kの行動には再三注意をしてきたが改善されないので、同居人Kは通常時は「母屋に入ってこない」「物を持ち込まない」ということをお互いで決めたのだ。

 

だが、同居人Kは何かと理由をつけて母屋に入り、物を持ち込んでいた。

 

昨晩は、同居人Kが食べる菓子パンを台所の空いたスペースに置いていたのだ。

 

それを、すぐるちゃんが気づき、袋を破っていたのだ。

 

わたしは袋が破裂する「パンッ!」という音で、すぐるちゃんがキッチンで何かをしていることに気がついた。

 

わたしは急いで状況確認に行くと、パンの入った袋はすでに破れて一部がなくなっていた。

 

そのため、わたしはすぐるちゃんに「口の中確認させてほしい」と言って、わたしはすぐるちゃんの口の中に少し指を入れてビニールを引っ張り出そうとした(命にかかわる緊急事態なので)。

 

しかし、ビニールはすでに喉の奥にあり、ビニールを取り出すことができなかった。

 

わたしは怒りを抑えながら、同居人Kに「Kが買ってきたパンの袋をすぐるちゃんが食べた」と言った。

 

すると、同居人Kは「なんで食べるかな!」と逆キレをして、すぐるちゃんを責めたので、わたしはさらに心で怒った。

 

わたしは激怒する感情を抑えて、「あの場所はすぐるちゃんが届くので物を置かんといてって何度も言ってるやん。Kが悪いのに何言ってんねん」と言った。

 

・補足(追記)→ミスやうっかりは誰にでもあるので、同居人Kのうっかりミスをわたしは責める気はないが、今回の出来事はうっかりミスではなく、同居動物にたいして配慮しないKの姿勢のあらわれである。相手に配慮したくてもできない場合もあるが、配慮できるのに配慮しないで、配慮しない人間の行動に動物が反応をして、動物を責めるのは「おかしいんじゃないの?」と思った。我が家の場合は、同居人Kが同居動物にたいして、「これぐらい大丈夫だろう」「問題ない」と勝手に決めつけ、行動するので過去に事故が起こったことがある。同居動物に配慮した生活では、事故を防ぎやすいので、せめて同居動物を尊重して気遣いしながら行動をしてほしいと思う。同居動物の健康にかかわることを自覚すれば予防策はとってしかるべきである。これらを完璧にはできいこともあるが、事故を起こさないという姿勢が大事だと思っている。

 

「それ以前に、物を持ち込まんと決めてるやん」と同居人Kに言ったら、「食べ物ないやん」と同居人Kは言う。

 

食べ物は自炊すればあるし、食べ物を買っても、離れ部屋に置けばいい話である。

 

Kは自炊するのが面倒なので、食べ物の全てをわたしに作らせようとする。

 

家父長制のもとで育った同居人KやKの両親は、女は飯を作るのが当然、家事をして当然と思っていて、それをしない女は「できの悪い女(嫁)」と思っている。

 

わたしはこの差別に抗議し、健康な成人男性のお世話はしないようにした(←同居人Kは承知している)。

 

このことは同居人Kの両親にも伝えている。

 

そのため、同居人Kは実家に夕ご飯を食べに行き、その時、洗濯物などをしている。

 

我が家では、同居人Kはわたしが作った食事を食べたり(多めに作るのでいつもあまる)、同居人K用に買ってあるヴィーガン食を食べたりしている。

 

それらが無い時もあるので、同居人Kは時折、自分で食べ物を買ってくるのだ。

 

話がそれるが、同居人Kは牛や鶏、豚などの肉や卵、チーズは食べず、牛乳も飲まない。しかし、牛乳を使用している菓子パンは時々買ってくる。

 

すぐるちゃんは産まれてすぐから人間と犬と生活をしているので、人間社会の食べ物や犬たちの食べ物、その他の物に興味がある(ストレスが関係している場合もあるかと推測している)。

 

袋の中の食べ物を食べる食べない関係なく、気になったら口で咥えて振り回したり、押さえつけたりする。

 

食べ物以外でもすぐるちゃんが気になる物は多い。すぐるちゃんが気になるだろうなと思った物や口にすると危険なものはすぐるちゃんの目にとまらない場所、口が届かない場所に置く、ということは鉄則だ。

 

少量のビニールでも、胃に入った異物の位置で奈良公園の幼鹿が死亡しているのだ。

 

犬たちとは違い、鹿たちは誤飲をすると異物(人工物)の排泄や吐き戻しがうまくできない。

 

鹿たちと生活をしてすでに5年になるわたしたちは無知だった頃とは違う。

 

今は事故を未然に防ぐことができる。

 

起こりうる出来事を想定できる今、それをできるのにしないというのはナシだ。

 

秋に受ける、すぐるちゃんの健康診断で胃の中に異物があると取り出す手術を受けることになるかもしれない。

 

この手術は非常にリスクが高いので、わたしはできればその手術を避けたいと思っている。

 

しかし、処置が必要な健康状態であれば、それを受けるしか方法がない。

 

秋までに、高度医療を提供する担当獣医師と詳しい話をする予定をしている。

 

健康診断の結果、どうなるかがとても心配だし不安だ。

 

同居動物たちと生活していると様々な出来事があるが、命にかかわることは同居人同士で話し合いをし、確認をして事故を未然に防げるようにしておこう。とは言っても、我が家のように、同居人と話し合いを重ねていても事故が起こることもあるので、同居人同士で定期的に確認し合うのがいいと思った。

 

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