山里でも強い日差しが照り、庭の地面が乾燥してカラカラになっていた。

 

午前中にわたしは庭のウンコ掃除をしたり、庭の水飲み場の水を新鮮な水に入れかたりして、掃除の最後に井戸水で庭に水をまいていた。

 

水遊びをしている犬のひよりちゃん(♀8歳)。

「水、きもちええで」と、ひよりちゃん。ニコニコ体が水でベトベト。

 

家の引き戸を開け、室内に風を通していると、鹿ののぞみちゃん(♀推定4歳)が、

「ドア、開けたんやね」と言いに来た。

とても穏やかな表情ののぞみちゃん。照れ

 

午後からは襖の補修を行った。

 

5月始め頃から約1週間ほど、鹿たちの意識が襖にいき、鹿たちが襖をビリビリと引っ張り破っていたのだ(この裏も襖がべリベリになっている)。

襖は鹿のすぐるちゃん(♂5歳)が幼い頃、パニックになったときに穴が少し開いていた。

 

その穴を、鹿ののぞみちゃんが口でつつき始め、襖のほつれた素材を引っ張っていた。

 

襖の傷みが少し大きくなったところで、鹿のすぐるちゃんが襖の表面の素材をべリベリと口でめくり始め、上の写真の襖の状態になった(鹿たちによる共同作業・笑)。

 

鹿たちが襖をべリベリと引っ張る理由で考えられることは、「ただ気になった」「引っ張ってみたかった」「同居人の興味を引きたかった」「引っ張ってみて楽しかった」「ベリベリめくる感触がよかった」などがあると思う。その他に強いストレスから普段関心のない襖に関心がいく場合もある。

 

動物たちの行動から知れる動物たちの感情がある。

 

今回の鹿たちによる襖めくりは、以前に痛んだ箇所を早くに補修しておけば、のぞみちゃんは襖に興味を持たなかったのではないかと思っている。

 

幼い犬たちもそうだが、ちょっとした何かに関心を持ち、それを口に咥えたり、引っ張ったりすることがある。

 

同居動物たちに咥えられたくない物などは、最初から同居動物たちから見えない所に収納したり、同居動物の反応を観察して対処をしたりするのがいい。

 

襖の補修後はこちら下矢印

アイロンで張り付けるタイプの襖補修アイテムを使用。

襖の補修が終わり、やれやれと思っていたら、キッチンから「ガシャァ~ン」と音が鳴った。

 

「んん?何かな」と思ったが、すぐに犬たちの手作りご飯用にたっぷりな水に浸けていた豆のボールが落ちたことを理解した。

 

襖の補修が終わったら、犬たちのご飯を作ろうと水に浸けた豆のボールをIHの奥に置いていたのだ(次にする作業を忘れないように。1日の作業が多いとわたしは作業の順番が入れ替わる時があるので・汗)。

 

すぐるちゃんはよくシンク上の物をひっぱり落とすので、すぐるちゃんが物に届く位置に何かを置く時はキッチンのドアを閉めるのだが、今日はそれをすっかり忘れていた。

 

キッチンに行くと、床が水たまりになっていて、ボールにすぐるちゃんが顔を突っ込んでいた(笑)。

 

犬と鹿たちがいると、毎日がとても新鮮に思える。

 

犬と鹿たちの行動は当然、毎日異なり、それに合わせてわたしは用事をしたり、犬と鹿たちと休んだりなどしている。

 

犬と鹿たちとの暮らしでは、いいことやそうでないこと(ケガや病気)など数多くの経験を犬と鹿たちと共にするが、同居動物たちとの暮らしは、他に変えることのできない暮らしである。

 

犬との暮らしで、わたしは過去に「しつけ」や「トレーニング」に励んでいた時期があったが、その頃の生活では、今の暮らしで犬や鹿たちに感じることはなかった。

 

同居動物に人間都合の「しつけ」などを行うより、同居動物を尊重し、同居動物たちと毎日楽しく過ごす方がわたしはいい。

 

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