今日は、市に「野生動物との共生に向けた施策の要望」を行ってきた。

 

市議会議員の方に要望のお話をして、市との話の場を設けてもらうことができた。

 

話を聞いてもらう課は、環境対策課と農林課で、会議室を用意してくれた。

 

議員さんも同席する予定だったが、緊急会議がり、議員さんは同席することが出来なかった。しかし、要望が終わりかけの頃に議員さんが会議室にかけつけてくれた。

 

議員さんには前もって、今日の資料を渡し、内容確認を行ってもらっていた。

 

各課、1名が要望の話を聞いてくれるのだと思っていたが、各課から2名も話を聞いてくれたのでうれしかった。

 

なぜ、自然環境保護が必要か、なぜ、野生生物との共生が必要か、適切な防除柵の設置方法などの話を聞いてもらっているところ。下矢印

 

わたしは、マスクをしての話が非常に苦手なので(酸欠になる)、それが今回の要望中にも出てしまった(汗)。

呼吸が苦しいまま話をがんばったが、同席していた同居人Kから、「もっとうまく話せるようにならないといけない。詰まり過ぎ、焦り過ぎ」との指摘があった。

 

経験不足からの技術的な問題はあたったものの、環境対策課方が話をよく聞いてくれていた。

 

話が終わってから、環境対策課の方が「偏見で申し訳ないですが、団体の方なので極論を言ってくると思っていたが、そうではなく、双方(動物と人間)のことを考えた内容で大変勉強になった」とわたしに語られ「大変、勉強されたでしょう」と言ってくれた。

 

環境対策課の方たちが、しっかりと話を聞いてくれたのは本当にうれしかった。

 

農林課の方たちは、わたしは狩猟などの件で時々、環境改善を求める意見をしたり、近隣での集団猟やノーリードの猟犬の使用、発砲などで苦情をしていたりした担当者の方と、新任の課長さんが話を聞いてくれた。

 

わたしが時々、苦情を言って環境改善を求める際の担当者は、市の合併前から農林鳥獣対策課担当で、合併後もそのまま同じ担当課にいる(鳥獣対策課は数十年同じ担当者)。しかも、猟友会の役員を務めている。

 

その担当者は、わたしの話に対してひと言も発することなく、新任の課長さんが話をしてくれた。

 

農作物を守る防除柵が、田畑関係のない場所である斜面の上から設置してある件について、緩衝地帯を設けるためにも、柵は田畑の側に設置するのがよいというわたしの話にたいして、農林課の課長さんが「斜面の下(田畑の側)に設置すると、シカが柵を飛び越えるからではないかな」と話してくれた。

 

そのため、斜面の下に柵を設置する場合は、シカが柵を飛び越えない高さにする必要があると思った。

 

新任の課長さんもわたしの話をきちんと聞いてくれていた感じがしたので、よかったなと思った。

 

その後、環境対策課の方から、ロードキルの話を少し聞いた。

 

ロードキル発生現場は、点々としているため、野生動物横断道路を設置するにも、その場所を決めにくいのではないかと。

 

ロードキルはほぼシカで、年間?100頭程のシカの死体を回収しているとのこと。

 

ロードキルについては、環境対策課の方で、一応頭数記録はしてあるとのことだったので、後日、それをまとめた資料をもらいに行こうと思う。

 

現場で働いている方たちの話を聞くのは非常に勉強になるので、もっと話を聞きたかったが時間が押していたので聞くことが出来なかった。

 

今後、また、要望書の提出に行くので(年中行事にしたい)、少しずつでも現場で働いている方たちから話を伺いたいと思っている。

 

県への要望は7月以降になりそうなので、また、その時まで勉強をして、充実した要望ができるといいなと思う。そして、話す練習もしなくては照れ

 

とても小さな団体、Wild Deer Initiativeを応援してくださる方は、にほんブログ村のクリックをよろしくお願いします。クローバー

     ↓↓↓

にほんブログ村 環境ブログ 自然保護・生態系へ
にほんブログ村