昨夜、遠くで雷が鳴り始め、23時頃に近くで雷が落ちたようで大きな音がした。

 

鹿のすぐるちゃん(♂5歳)は、雷がとても苦手なので、わたしは室内と庭の出入り口の引き戸を広げ、すぐるちゃんがいつでも庭に移動できるようにしていた。

 

室内で犬と鹿たちは静かにしていたが、24時頃、雷ではない何かの音に驚いたすぐるちゃんはパニックになり、室内を走り回り、そのまま庭に勢いよく出て行った。

 

その際、鹿ののぞみちゃん(♀4歳)は、すぐるちゃんの様子に驚き、のぞみちゃんも慌てて庭に出て行った。

 

鹿のふたりが庭に出るタイミングが重なり、すぐるちゃんの体が引き戸にあたり、引き戸が外れガラスが割れた。

 

その音に犬たちも大変驚き、犬たちも庭に出た。

 

わたしは冷静にみんなの安全を確保しながら、みんなにケガはないかを確認して同居人Kを起こし、庭のガラス回収を始めた。

 

割れたガラスの回収は大変だが、細かい破片を残すと犬や鹿たちによくないので一生懸命拾い集め、作業が終わったのは1時。

 

その後、雷が鳴らなかったのは幸いで、すぐるちゃんが落ち着くのがはやかったが、ガラスが割れたことに大変驚いたのぞみちゃんは、庭で数回、「ピィ――!!」と警戒鳴きをして、なかなか落ち着かない。

 

のぞみちゃんの警戒は朝まで続き、今日の昼過ぎにやっと室内に入った。

 

昨夜は、みんなよく寝れなかったので、今日のお昼にはみんなたくさん寝た(わたしも)。

 

引き戸は、ガラスの代りに木の板を張ろうと思う。

 

これから、雷がよく鳴る季節になるので嫌だなと思う(泣)。雷は怖いよね。

 

木の葉の陰で休む犬のひよりちゃん(♀8歳)。

 

振り向き鹿のすぐるちゃん(♂5歳)と後ろの方に犬の春ちゃん(♂11歳)。

 

ところで、今日、熊森協会のくまもりNews「マゲシカ生存に国民の意見を届ける最後のチャンス 6月2日締め切り 多数の意見が必要」を読んだ。

 

●くまもりNews記事はこちら下矢印

 

馬毛島で生息しているマゲシカが自衛隊と米軍の基地建設のため、絶滅してしまう可能性が指摘されている。

 

基地建設予定は島のほぼ全域であるため、マゲシカは食糧を得る場も子育てを行う場も人間に奪われることになる(=生存不可能)。

 

このことから、基地建設反対の声を熊本防衛支局 建設計画官に届けてほしい(わたしも声を届ける)。

 

熊森協会の記事の最後に、「当協会は自然保護団体なので、基地化のついての意見は控えさせていただきます」。と書かれている。

 

この内容が理解不能だったので、わたしは熊森協会に電話をしてどういうことか聞いた。

 

すると、熊森協会の担当者は「基地の是非は問わないということです。しかし、馬毛島の自然環境を守るために意見しています」との回答だった。

 

わたしは一瞬固まったが、熊森協会に「馬毛島の自然環境破壊を食い止めるために引き続き声を届けてください」と伝え、電話を切った。

 

自然環境保護団体が、基地建設の是非を問わないということはどういうことだろうか?

 

基地建設は、大規模な自然環境破壊を伴い生物を破壊する行為だ。

 

しかも、基地は自然環境と生物にその後も悪影響を与え続ける。

 

基地建設で自然環境と生物を破壊するだけでなく、建設後も自然環境破壊が続くという、その存在(基地)自体が破壊的なものである。

 

基地は、自然環境や生物、市民にも何の利益ももたらさない。

 

そのことにハッキリと反対しないで、どうやって自然環境とそこに棲む生物を守っていけるのだろうか?と思う。

 

日本の自然保護団体はどうなっているのか?と思い、他の自然保護団体を検索すると、日本自然保護協会という団体があった。

 

日本自然保護協会のサイトを見て驚いた。

 

「持続可能な漁業」と書かれていたのだ。

 

持続可能な開発はよく見聞きするが、持続可能な開発や野生生物利用などはない。

 

さらに、日本自然保護協会は「シカと人の未来のためのプロジェクト」とし寄付を募っていた。

 

プロジェクトタイトルを見ると、鹿との平和共存を目的としたプロジェクトと思ったが、なんと、鹿の「低密度管理」という名のもとに行われる、鹿の捕殺を行うものだった。

 

しかも、「ニホンジカを捕獲できた場合、5000円以上のご寄付の方に捕獲されたシカの皮でつくった、オリジナルグッツをお送りします」。と書かれていたので、さらに驚いた。

 

動物の皮加工は、環境負荷が非常に大きく、自然環境を破壊・汚染するものである。

 

そして、鹿やその他の野生動物殺害は生態系破壊行為である。

 

このような日本の環境保護活動内容に衝撃を受けている。

 

団体が勉強不足なのか、それとも、独自の考えがあり行っている事なのか不明だが、日本には本当の意味での自然保護団体というのはないのだろうか?と思った。

 

自然環境について、正確な情報を得て自然環境のことを真剣に考えているのなら、上記のような言動にならないだろうなと思う。

 

みなさんは、自然環境保護活動、持続可能性について、どのようなお考えだろうか?

 

地球は、わたしたちが考えていた以上の速さで臨界点を超える可能性があると言われている。

 

稚拙ではない、本質に目を向けた人間活動が求められる。

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