今日ものんびり散歩を楽しんだ犬たち。
午後から雨予報だったので、雨が降る前にわたしは庭掃除や鹿たちの生葉取りなどに忙しくしていた。
鹿ののぞみちゃん(♀推定4歳)は、お気に入りの場所で一休み。
のぞみちゃんは、2018年の6月、違法罠にかかり、前の右脚を断脚するほどの大ケガを負った。
わたしは、のぞみちゃんの負傷した脚を見て大変胸が痛んだ。
わたしの胸が痛んだ理由は、のぞみちゃんの置かれている状況を把握し、傷を見て、のぞみちゃんはどれほどの傷みを感じ、どのような精神状態なのかなど、想像できたからだ。
人間以外の動物は、痛みを感じない、痛みに鈍感だなど言われることもあるが、脊髄動物については、痛みを感じることが明らかになっている。無脊椎動物に関しても、数々の観察や研究から痛みを感じている反応をみせることが明らかになっている。
だた、動物たちが実際にどのように痛みを感じ(痛みを感じる神経回路など)それを認識しているかについては、わたしたちは動物たちの傷みのすべてを知ることは難しい。
しかし、人間以外の動物たちは痛みを感じることは明らかになっているので、動物たちの傷みを想像し、動物たちが痛みを感じないように接したり、関わったりすることが大事だ。
動物たちの傷みについて解説している動画↓↓↓(動画の設定で日本語に翻訳できます)。
●「動物はどのようにいたみを感じるのか?-ロビン・J・クルーク」
研究により、多くの国では、痛みを感じる動物を不必要に傷つける行為は法律違反となっている。
ロブスターなどの十脚目についても、痛みを感じる可能性があるという証拠が増えているため、エビをを生きたまま茹でたり、氷上に置いたりすることは違法とする国がある。
現在、生きているエビを熱湯に入れて調理することはスイス、ニュージーランド、イタリアの都市レッジョエミリアで違法となっている。
動物たちが痛みを感じない方法であれば、動物を利用したり、殺したりしてもいい、という話ではなく、痛みを感じる動物たちの存在をわたしたちがどう認識して、どのように関わっていくことかが本質であるため、わたしたちはそこに目を向けなければいけない。
諸外国では、痛みを感じる生き物にたいして、痛みを与えないためにはどうすればよいかの議論が進んでいる。
日本では、動物は痛みを感じない、痛みに鈍感などという言説が未だに散見しているが、その言説を鵜呑みにしないで、動物たちの傷みを想像して、その痛みに寄り添おう。
そして、動物たちが痛みを感じないために自分はどのような行動をすべきか考えてみよう。
わたしたちが痛みを経験したくないように、他の動物たちもそうなのだ。
動物に痛みを与えず、動物を苦しめない選択をわたしたちはすることができる。
他者の苦しみを生みださない選択をしてみませんか?
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