今日はわたしが生理でだるくて異様に眠たく絶不調だったので、イヌとシカたちととてもゆっくりした一日をすごしていた。
不調の日は無理をして作業するのではなく、休む日と決めて心からゆっくりと休み(作業に焦らない)、回復したらがんばるようにしている。
ところで、みなさんは人間以外の動物たちのことをどのように思っているだろうか?
人間以外の動物のことを「痛みに鈍感だ」や「何も理解できていない」、「人間より随分劣っている」、「何も考えていない」、「『本能』で生きているだけ」など聞いたことがあるが、はたして本当にそうだろうか?
上記のことを聞いてわたしが思ったことは、「痛みを感じず、何も考えていないのであれば、生存は不可能だ」ということだ。
厳しい自然環境で生きる野生動物たちの場合、何も考えられない動物であったなら早くに命を失うことになるだろうし種としての存続も不可能だということだ。
感覚や感情などが生存を可能にし、それらを持ち具えているからこそ彼らは種として個々としての生をいきることができている。
動物の感覚や感情などについては、近年イヌたちの研究がよく行われているが、野生動物や家畜と言われる動物種たちの研究も進んでおり、ようやく多くの動物種たちが感情や感覚を持っていることが明らかになってきている。
感情や感覚を持っている動物たちにわたしたちはどのように接し、かかわるのがよいかの議論が他の国では活発に行われている。
動物たちとのかかわりの中で必ず直面するのが、道徳・倫理である。これらを省き動物たちとかかわることは、人間の残酷性が際立つことになり多くの個々の動物たちに苦痛をもたらす。
動物たちに苦しみを与えないように道徳・倫理を重んじ思慮分別ある行動をしよう。
シカたちの感情を我が家のシカのすぐるちゃん(♂4歳)とのぞみちゃん(♀推定4歳)の動画で紹介したい。
こちらの動画は、すぐるちゃんがクッションで遊んでいる時の様子。
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すぐるちゃんは気分が良くなるとこうしてクッションを口に咥えて振り回したり、投げたりする。
すぐるちゃん、楽しそうだ。
遊びとは別に、少し興奮したさいもこのようにクッションを振り回して興奮を自分で静めていることがある。
こちらの動画は、のぞみちゃんが不妊手術を受けたさいにできた傷をすぐるちゃんが舐めている様子。
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すぐるちゃんは傷がどういうものであるかを理解しており、仲間や家族の傷を舐める行動は相手を思う気持ちがありできることだ。
たとえば、傷を心配し傷を癒そうとする、相手をなぐさめるなど。
行動は感情があり、できることなのでシカたちも感情豊かであることはふたりの行動からも明らかだ。
人間以外の動物は人間より劣るという言説が未だに多く見受けられるが、現代の科学的知見はそれにNOを言っている。
わたしたちは人間以外の動物たちへの知識や理解を深め、同じ動物として人間以外の動物にたいし思いやりある行動を発揮しよう。
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