昨日、熊森協会から「ベアドッグ導入の案を取り下げる」とのメールが届いた。北海道支部の方が犬のことなどを調べてくれたそうだ。

 

ベアドッグ導入案を取り下げてくれたのは本当によかった。

 

ベアドッグについて調べていると「ベアドッグが人間を襲った」という記事が出てきた。

フライの雑誌社のサイトによれば、過去に北海道でベアドッグが人間を襲い殺した事故があったと書かれており、「ベアドッグハンドラーが飼育しているオオカミ犬のベアドッグが人間を襲って殺した。とても悲惨な事件だ。周辺情報をメモしておく。今後の展開に注目している」と書かれてあった。

 

わたしはこのことを知らなかったので大変おどろいた。

 

他の国の熊との共生について検索していると、昨日の記事にも書いたように「熊を誘引しない」「熊と遭遇しない」対策を実行し、わたしたちが共生について学ぶ必要があると改めて強く思った。

 

ベアドッグ導入する以前に、わたしたちがすべきことは沢山ある。

 

そのことをベアドッグの代替案として熊森協会に届けた。

 

まず、熊に強いゴミ箱の開発をして、住民に配布する。そして、緩衝地帯をもうける活動、野生動物との共存を住民に理解してもらえる目的の活動など。

 

熊に強いゴミ箱は日本でも開発されているようだが、まだ一部にしか普及していないのではないだろうか。

 

●熊に強いゴミ箱

↓↓↓

 

ゴミ箱や誘引物の扱いを通し、熊を意識した生活から共存に必要な知識(対応)を住民が備え共存の意識が育つ可能性もある。

 

その他に、昨日の記事にも書いた熊対策の例を意識することで、自然と共生を学ぶことができるのではないだろうか?

 

このような啓発活動を熊森協会や行政は行ってほしい。

 

「人間と熊どちらが大事なんだ」という2者択一な話ではなく、「双方大事なんだ」と、自然環境と野生動物とわたしたちの暮らしの関係性を丁寧に説明していく必要があると思う。

 

野生生物たちがいなくなると、わたしたちは生活に困るだろう。その理解を人びとに深めてもらう所から始め、個々生きものたちへの理解を深めてもらえるよう、熊森協会には共存の道を模索し続けてほしい。

 

野生動物との真の平和共存を目的とした活動にこそ、政府や行政は力をそそぐべきであり、真に平和共存をかかげた活動が、住民や行政の意識を新たな意識へと変えていくきっかけになるのではないかと思っている。それには、長い年月が必要になるかもしれないが、平和共存という信念を持ち続け、新たなステージを目標にがんばってほしい(し、わたしもそう活動していきたい)。

 

日本では大きな団体である熊森協会だからこそできることは沢山あるだろうと思う。本質に目を向け根本的解決に向けた活動を期待したい。

 

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