日差しが差してぽかぽか陽気になり、犬たちのお散歩によりになった。

 

犬のひよりちゃん(♀8歳)が帰宅する直前に近所の方が、ひよりちゃんに挨拶してくれた。ひよりちゃんはニコニコしながら、近所の人に撫ぜ撫ぜしてもらい「わたしもう少しここにいる」と自宅駐車場前で休み始めた。

 

「もうちょとここにいる~」とひよりちゃん。

 

ところで、政府のジビエキャンペーンが凄まじく、企業などがジビエを取り扱うことが多くなっている。

 

その理由がまたひどい。

 

ジビエを取り扱う理由として後付けされているのが、「環境負荷が少ないSDGsである」や「『獣害』を減らすため」、「命を無駄にしない」、「野生動物は人間の資源である」などさまざまなことが言われているが、これらの理由は正しくない。

 

政府、行政、自民党、猟友会の大きな癒着構造が原因で、シカやイノシシなどの野生動物を「捕殺」され、「ジビエ」として利用されているにもかかわらず、野生動物利用には聞き苦しい理由が並ぶ。

 

株式会社モンベルが「みえジビエ」をフレンドマーケットで取り扱うようになったのを知り、意見と質問と要望を届けた。

 

届けた内容には、ジビエは自然環境・生態系破壊であることやパンデミックを引き起こすリスクを高めること、癒着構造など参考文献も書き込み本社に郵送した。

 

6質問し、「質問すべてに対しご回答をお願いします」と書いていたのだが、質問に対する回答はまったくなく、モンベルから届いた返信はこのとおりだ・・・(モンベルにはご回答内容をブログ等で公開する予定ですと伝えてある)。

 

いつも弊社商品をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。

また、この度は「みえジビエ」取り扱いに関しまして大変貴重なご意見をいただきまして、

誠にありがとうございます。

さて、ご連絡の件ですが、弊社では今回の「みえジビエ」に限らず、以前からフレンドマーケットにてジビエの取り扱いを行っております。

これはフレンドエリアであります自治体様からのご要請であり、またジビエを販売することにより社会問題化しています「獣害」を軽減する目的だからです。

よろしくお願いいたします。

 

株式会社モンベル 本社広報部

 

この返信に再度、意見と質問と確認書を郵送したのだが、返信は以下の内容・・・。

 

いつも弊社商品をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。

またお手紙をいただきまして、ありがとうございます。

さて、ご連絡いただきました件ですが、弊社の考えは前回ご回答させていただきましたものと

同じになりますので、これ以上のお答えはございません。

よろしくお願いいたします。

 

株式会社モンベル 本社広報部

 

ひどいとしか言いようがない。

 

友人たちにこのことをシェアすると、「企業イメージと全然違うね」と言っていたが、まさにその通りだと思った。

 

モンベルからの最初の返信に、「自治体様からのご要請であり、またジビエを販売することにより社会問題化しています『獣害』を軽減する目的だからです」。と書かれているが、自自治体からの要請を受けている時点で、企業も癒着構造の中に入っているということではなかろうか。

 

さらに、モンベルは「またジビエを販売することにより社会問題化しています『獣害』を軽減する目的だからです」と語っている。

 

これは明らかな過ちである。

 

なぜなら、ジビエを販売することと、「獣害」を軽減することはまったく話が異なるからである。

 

さらに、ジビエ販売で「社会問題化」することについては、論点が大幅にズレているだけにとどまらず、思惑が見え隠れする内容だ。

 

社会問題を理解されていない?と思える回答に、社会問題化すべきことは、「獣害」ではなく、自然環境破壊や政治の癒着構造などだと大声で言いたい(このことは2回目の意見書でモンベルに伝えてある)。

 

「獣害」を社会問題化するという、非常にひどい認識である。

 

捕鯨もそうだが、利権で起こっていることの広がりや根深さは心底ひどいと思う。

 

社会が利権構造にのまれていく様子が現状からもよくわかる。

 

そうやって、社会はどんどん腐敗していくのだろう。

 

科学的思考や道徳観、倫理観を非常に軽視し、欠如しているこの社会で、物事が正常に機能する日がくるのか?を考えると絶望的になる。

 

手遅れになる前に、自然環境と野生動物をなんとか保護できる社会に変革してほしいと心から思う。

 

それには、ここに住む人びとの小さく大きな声が必要だ。

 

ひとりの声は小さいが大きい。その声がひとり、ふたり、さんにん、と声の数が増えていくと、社会を変える大きな声となる。

 

犬猫の保護、野生動物の保護、家畜と言われる動物たちの保護に関し、この社会ではすべてが行き詰っていると思うが、ここで諦めず、持ちこたえ何十年先も声を上げ続けられる人たちの声が集結することを希望として持ち続けたい。

 

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●鹿たちを保護してからしばらくブログを書いてきて、多くのことを学んできました。もちろん、これからも野生動物や自然環境、社会と動物の関係性について学んでいきたいと考えています。

 

人間活動が拡大していく中で、野生動物とのかかわりについてこらから特に課題となってくることから、わたしが鹿たちを保護・レスュキーしたことから経験し学んだことを、少しでも多くの方たちと共有をしたいと思っています。

 

そして、みなさんの意見を聞いたり、動物に関してのお話をしたりしたいと思っていますので、質問や意見などありましたらコメント欄やアメブロメッセージ欄、もしくは下記のお問い合わせフォームに気軽にメッセージを届けてくださるとうれしいです。

 

・お問い合わせフォームはこちら→https://ws.formzu.net/fgen/S41599574/

 

みなさん一緒に野生動物たちの現状や犬やその他の人間と関わる動物たちの課題について考えていきましょう!

 

WDI代表 岡田友子