今日も調子よく散歩に出かけた犬たち。

 

犬のひよりちゃん(♀8歳)は、ロング散歩を楽しみ散歩中ニコニコしていた。

 

他の犬の糞尿や動物種の匂いを念入りに検分しながら歩き進める。途中、えらく張りきって匂いをして、追跡し始めたので様子を見ていると、ひよりちゃんの目を回避して逃げる小さなネズミさんがいた。ひよりちゃんに見つからないでよかった。

 

犬は他の犬の尿を匂いしたり、舐めたりするが、鹿ののぞみちゃん(♀推定4歳)もその行動をする。

 

のぞみちゃんのその行動に最初は(犬以外の動物種も!と)驚いたが、落ち着いて考えると、当然ではあるなと思った。

 

鹿たちも高度な嗅覚を持っている。その嗅覚は犬よりも高度であると書かれたサイトもあるほどだ(犬より鹿の方が嗅覚の発達が高度かそうでないかの見解は現在わかれてる)。

 

最初に鹿ののぞみちゃんが犬の春ちゃん(♂11歳)の尿を舐めている時を見た時は、すごい発見をしたと思った。

 

その時、のぞみちゃんは排尿したての尿を舐めていた。

 

その後、わたしがお友だち犬さんたちの匂いやよだれをズボンにたくさんつけて帰宅した際、のぞみちゃんは、わたしのズボンについた濃い匂いやよだれを念入りに匂いして、ズボンを舐めていた。

 

匂いをするだけでなく、舐めてソーシャルメディアのプロフィールにアクセスしている様子に、犬と鹿との共通点をうれしく感じていた。

 

種が異なっていても、哺乳類間では共通点が非常に多く、わたしにとっては、犬も鹿も扱いを変えない同じ動物であり、種の違いの他は犬も鹿も同じである。

 

鹿のすぐるちゃん(4歳)は、犬の唾液がついたクッションやわたしの首回りの匂いがついた布類を念入りに舐める。

この行動には、情報収集以外に他の理由がありそうだと考えている。たとえば、単純にその匂いが好き(落ち着く)など。

 

匂い嗅ぎなどからは、相手の健康状態やストレス度、食事内容、性別、生殖状態などの情報を得ることができる。

 

他犬の尿を匂いしたり、舐めたりすることは社会活動である。

 

尿の匂い嗅ぎなどで感染症のリスクがあげられるが、匂い嗅ぎは正常な行動であり通常無害だ。

 

個々犬に必要なワクチン接種をし、ストレスの少ない健康な生活であれば、感染症のリスクは大幅に減少し、体調を壊すことがないので、犬たちには思う存分匂い嗅ぎを楽しんでほしいと思っている。

 

鹿を含め他の動物種たちも匂い嗅ぎから多くの情報を得て、生存に繋げてほしい。

 

「てへっ、わたし情報収集得意だよ~」とのぞみちゃん。照れ

 

鹿も、犬の尿を舐めるんだね!と少しおどろいた方もそうでない方も、にほんブログ村のクリックをよろしくお願いします。

     ↓↓↓

にほんブログ村 環境ブログ 自然保護・生態系へ
にほんブログ村

+++++++++++++++++++++++++++++++++++

●鹿たちを保護してからしばらくブログを書いてきて、多くのことを学んできました。もちろん、これからも野生動物や自然環境、社会と動物の関係性について学んでいきたいと考えています。

 

人間活動が拡大していく中で、野生動物とのかかわりについてこらから特に課題となってくることから、わたしが鹿たちを保護・レスュキーしたことから経験し学んだことを、少しでも多くの方たちと共有をしたいと思っています。

 

そして、みなさんの意見を聞いたり、動物に関してのお話をしたりしたいと思っていますので、質問や意見などありましたらコメント欄やアメブロメッセージ欄、もしくは下記のお問い合わせフォームに気軽にメッセージを届けてくださるとうれしいです。

 

・お問い合わせフォームはこちら→https://ws.formzu.net/fgen/S41599574/

 

みなさん一緒に野生動物たちの現状や犬やその他の人間と関わる動物たちの課題について考えていきましょう!

 

WDI代表 岡田友子