今日は、いつも通行しない道路を通り、自宅から距離のある病院へ行った来た。

 

その途中で、車に轢かれたメスシカさんの遺体を見た。

 

すでに死亡している・・・。

 

シカの繁殖期は秋であることから、このメスシカさんのお腹の中に子どもがいた可能性もあるので、さらに心は痛みざわつく。

 

春をむかえることなく、車に轢かれ亡くなってしまったメスシカさん・・・。

春をむかえたかったよね、生きたかったよね、家族や仲間と一緒にいたかったよね、と思う。

 

狩猟や「捕獲」に直面しているシカや他の野生動物たちは、お腹の中にいる子どもの成長や出産を安全で安心してできないという環境に、どうにかして環境を改善できないものかと考え込んでしまう。

 

野生動物のロードキルを回避するには、他国が行っている、野生動物横断道路やトンネルを建設すると、ロードキルは大幅に減少する。

 

このことで、野生動物個々の苦しみや痛み、残されたものの悲しみ、つらさ、孤独など少なくなるだろう。

 

人間にとっても、野生動物を車で轢かないことは、車の破損による修理代が不必要なだけでなく、心的にもいいことではないだろうか。

 

野生動物は山だけでなく、街でも生活をしているので、車の運転は急停止できる速度で走行するのがいい。

 

特に、カーブに差し掛かる時には見通しが悪いので、注意をして運転をしてほしい。

 

今日、亡くなっていたシカさんは、一見見通しの良さそうな道路で轢かれていたが、夜は街灯がほぼなく、視界は狭くなる場所ではないかと推測する。

さらに、直線の道ではドライバーが運転速度を上げやすい。そのような車に轢かれると、ほぼ即死ではないだろうか。

 

即死だから「苦しまなくてよかった」ということではなく、野生動物を轢かないように常に意識しておくことが重要だ。

 

そのためには、野生動物たちの存在を意識する暮らしが必要になるが、多くの人は野生動物の存在を「存在している」と認識していないことの問題がある。

 

野生動物と車両の接触事故を減らすには、市民にまずは、ここに野生動物たちが生活していることを知ってもらわなくてはいけない。そのための活動を行政も積極的に行ってほしいと思う。

 

野生動物横断道路設置については、来年、わたしは積極的に行政などに要望していこうと考えている。

 

小さく弱き者の犠牲をなくせる社会は、非現実的ではなく実現可能なことなので、声を上げていきたい。

 

野生動物のロードキルをなくしたいと思っていらっしゃる方たちも、声をあげてほしいと思う。

 

議員さんに要望するのもいいし、行政に要望するのもいい。知事に直接要望するということも可能だろう。個々にできることを持続的に行うことで、状況は少し変化するのではないかと思っている。

 

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