昨晩から横時雨で閉め忘れていた階段の窓からたくさんの雨が入っていた(汗)。拭き掃除をしている時、免許更新に行かなくてはいけないことを思い出し、運転免許性ンターに行く準備を急いでした。

 

犬鹿たちとのお留守番を同居人Kに頼み出掛けたのだが、帰宅すると鹿たちはずぶ濡れになり「お帰り!」と出迎えてくれた。冷たく風がきつい中、鹿たちは庭ですごしていたそうだ。

 

わたしの帰宅後は鹿のすぐるちゃん(♂4歳)は室内に入り、犬たちと一緒にお昼寝をしていたが、鹿ののぞみちゃん(♀推定4歳)は空が暗くなっても室内に入ってこない。

 

今日よりひどい天候の時は室内に入って来るので、今日の天候はのぞみちゃんにとってひどく苦になっていないのではないかと想像している。苦になる天候であってもその時の状況や状態で、庭にいることを選択する時もあるだろう。

 

(特別な出来事を除いて)のぞみちゃんは夜を必ず室内で越すので寒さに苦しむことはないが、野生で暮らす鹿やその他の動物たちは、この寒さの中身を守る場所はあるのだろうか?と心配をしている。

 

人工林では杉が山一面に植林されているため、ヒョロリとした杉が殺風景にたち並ぶ。下草はほぼ生えていないので、動物たちが雨風しのげる茂みがほぼない状態だ。もちろん食べ物もほぼない。杉が成長し、空を葉が覆い尽くしている山では雨の影響は少しやわらぐだろうが、身を保護する場所がなくこの悪天候を過ごすのはつらすぎる。

 

野生動物たちの生活を知ると、その過酷さにつらく思う。人間であるわたしは暑さ寒さ対策ができ、食べ物も年間を通し得ることができる(社会格差が広がっていることから、人間社会でも生活に困っている人たちがたくさんいる)。

 

人間が破壊しつくした自然環境で、生存しようと懸命に環境適応しながら生きている鹿やその他の野生動物たち。

 

その鹿や他の野生動物たちを狩猟や「捕獲」といい、今の生活以上に苦しめるのは、人が踏み行うべき正しい筋道ではないのではないだろうか。

 

感覚ある生きものを意図的に傷つけることは道徳的に問題がある。傷つけず共に生きる方法があるなら、その選択をする方が相手を傷つけずに済むのでよほど気持ちがよいのではないだろうかと思う。

 

野生動物はわたしにとっては身近であるが、そうでない人が大半であると思う。しかし、彼らの生活を知り想像することは可能だ。

 

わたしのブログを通してでも、現在、野生動物たちが不当に扱われて苦しんでいる現状をまずは少しでも知ってほしいと思う。野生動物たちの現状を知ってくれる人が増えると、野生動物たちの酷く苦しみ痛む心身の大きく深い傷が少なくなるかもしれない。

 

冷たい風が吹き、体温を低下させる凍える雨が降り続いているまさに今、鹿や他の野生動物たちはその苦痛に直面し、人間に遠慮し身をひそめながら家族や仲間たちと共に生きようとしている。中には、家族や仲間を人間に撃ち殺されたり、罠にかかったりして失い、ひとりで行動をしている鹿や他の野生動物種たちがいるかもしれない・・・。

 

社会的な鹿がひとりで行動するということは自然界では非常に残酷なことである。本来は家族や仲間と共に暮らす者が、たったひとり。たったひとりでこの過酷な状況を生き抜かなければいけない。どれほど心細いだろうか。どれほどの緊張感があるだろうか・・・。その暮らしからは、よろこびなどというポジティブな感情は悲しいことに生まれにくいだろう・・・。

 

人間は大きな力を持つ。その力を弱者をいじめや他者を苦しめることに使うのは社会的に容認されることではないが、他の種に対しては容認されている。これは動物に対しての差別であり、支配のあらわれである。

 

このような道徳的に反することよりも、社会全体としての正しい秩序をより深めるために、正義と公正さを重んじる精神が大事なのではないだろうか。

 

野生動物が経験する苦しみの全てをわたしたちは知ることはできないが想像はできる。野生動物を傷つけず殺さず、平和共存してみたいと思った方は、にほんブログ村のクリックをよろしくお願いします。

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