午前に村の神社の掃除があり、今月も掃除をほどほどにしてどんぐり集めをしていた(笑)。

 

我が家の鹿たちのためにどんぐり集めをしていることを理解してくれている村の人たちは、掃除そっちのけにどんぐり集めをしているわたしに協力してくれるのでうれしい。

 

3年ほど前までは野生で生活している鹿たちが神社内のどんぐりを食べにきていたのだが、どんどん殺され、誰もいなくなったのか今はどんぐりを食べにきている形跡が見当たらない。なので、掃除でどんぐりをかき集め山の側面に捨てることになっている。

 

誰もどんぐりを食べに来ていない様子だったが、掃除前までは野生で暮らす鹿たちが食べにくるところのどんぐりは拾うことなく、わたしは道路沿いのどんぐりを集めていた。

 

今日は鹿に関する記事をいろいろ検索していた。World Deerサイトを見ていると、このような当たり前のことが書かれていた。

 

食料源が生息地を決定する方法

鹿は生息地を作るために必要な食物へのアクセスを続けていたに違いありません。彼らの自然の生息地は人間開発によって破壊されるので、鹿が郊外にやって来て住宅の庭の植物を食べるのを見るのは珍しいことではありません。

これにより一部の人々は鹿を害虫と見なしますが、それは単に変化する生息地に適応する鹿の自然な形です。

(日本のサイトでは、このような当然のことが書かれていることはまれで、ほとんどが野生動物を悪魔化し被害者意識を押し出す内容になっている)。

 

鹿が現在行っている行動は、わたしたちが鹿たちの生息地を荒し奪い、開発を進め気候変動を引き起こした現状に対して生き残るために行動だ。この行動は、鹿たちが生存できる方法であり、種としてこの環境変化に適応しようとしているのだ。

 

鹿たちの活動は、環境変化に対する適応行動であり、動物として当然の行動なのだ。

 

しかし、それらを完全に無視している結果、「被害」だとか「害獣」だとか言い、「駆除」という発想になっているので、わたしたちはそのような発想を改め、まずは野生で生活する動物や動物たちの現状、そして個々の種のことを知り、理解をすることに関心を持ってくれないだろうかといつも思う。

 

鹿たちが農作物などを食べにくるのは明らかに人間活動による生息地の破壊が原因だ。その事実を受け入れ、わたしたちは適切な対応(野生動物が生活する豊かな生息地の回復)をすべきなのだ。

 

野生動物殺しに熱をあげず、冷静になり状況確認をして適切な判断をして行動しよう。

 

「撫でて~」とやってきた鹿のすぐるちゃん(♂4歳)。

うっとり~照れ

 

「ふにゅ~ハート」なすぐるちゃん。

 

 

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