今日は何事もなく静かな一日になってホッとしている。
犬鹿たちはそれぞれの時間を過ごし、時折わたしの所へやってきては「撫でて~」とか「何してるの?」とか「おやつの時間だよ」とか動作や表情などで表現をして伝えていた。
わたしは毎日時間に追われているが、犬鹿たちとのコミュニケーションや犬鹿たちのお世話はわたしにとって心休まり穏やかな時間になるので、気が付くと疲れた心と身体が回復している。時間に追われているが犬鹿たちがわたしに声をかけてくれたときは、必ず作業を中断して犬鹿たちとコミュニケーションをとっている。犬鹿たちが今、その時必要としていることを聞き答える関係性はとても心地がいい。犬鹿たちも心地がいいと感じてくれているとうれしい。
iPadのメモ書きの整理をしていると、「シカ思いの踏切、近鉄導入 悲しむ親ジカ見て・・・社員発想」という古い記事が出てきた。
この記事について、生物救助を目的として設立されたLife Investigation Agency(LIA)のサイトでわかりやすくまとめてくれていた。
●LIAのサイトはこちら
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野生のシカとの接触事故が多発していた近畿日本鉄道が、シカ目線で考案された対策が効果を発揮しているという。
事故撲滅を目指した匹田さんは「いくら締め出しても線路に入ってくる。シカにも『踏切』があればいい」と逆転の発想をしたそうだ。
事故が起きやすい、早朝や夜間の運航時間帯だけにシカが嫌がる超音波を発して侵入させないようにしたそうだ。
「シカ踏切」は線路脇に張ったネットの一部に隙間を作り、終電から始発までは時価が自由に線路内へ入れるようにしたという。
シカ思いのこの線路は、監視カメラに残された衝撃的な映像から作られた。
電車にはねられた子ジカを母親は約40分間その場を離れず倒れた小ジカを見つめ続けていたという。
シカ目線のやさしく思いやりある発想が、問題を解消するに効果があるということをこの事例からも思った。
現状を認識した上で、相手の立場に立ち相手の目線で見ると、わたしたちが思っている(いた)景色(状況)と異なった景色が見えてくる。そしてその領域は広がりそこから生まれた発想などは、根本的解決に繋がることが多いではないかと思う。
例えば、シカやイノシシなどによる農作物損失問題であれば、シカやイノシシたちの立場にたち物事を考えると、野生動物の著しい生息地減少による食料・行動域減少が見えてくるはずだ。
本質に目が向くとわたしたちはどうすればよいか必然的に理解できるのではないだろうか。
思いやりあるやさしい行動はさまざまな面でよい効果を発揮し、社会がすべての者にとって生きやすい社会に作りあげていくとわたしは信じている。
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