カンザス州立大学のResearch andExtensionが後援する環境イニシアチブ、カンザス州の健康的な庭と地域社会(KHYC)のサイトに、果樹園を鹿から守る方法動画がアップされていた。

・KHYC:Kansas Healthy Yards and Communitysの使命は、「地球にやさしい実践を通じて私たちの生活の質を向上させる庭とコミュニティを持つことです」。

 

鹿から果樹園を守る方法として、果樹園全体を柵で囲うのではなく、樹木一本一本を金網で囲うことが推奨されている。

 

★「果樹園を鹿から守る」動画はこちら。

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これはとてもいいことだと思う。なぜなら、木を守るという本来の目的をしっかり理解し、それ以外の場所は守る必要がないという野生生物にも生態系にもよい認識だからだ。

 

守る植物以外の場所を他の野生動物たちとの共存スペースにすると、作物の損失が減少するという研究報告があるので、ぜひ、守る植物以外の場所は他の種と共有しよう。そこに鹿たちがあらわれるのであれば、野草を適度にブラウジングしてくれるし、天然肥料を残してくれるかもしれない。植物が育つ健全な土壌や環境は多様な生物たちによって養われ、豊かになる。

 

守る植物だけに焦点をあてると必然的に防除柵は質の高い物になる。よって、効果ある柵となる。

 

サイトの動画では木を囲う金網の長さは20フィート(6,096ⅿ)と言われていたが、他のサイトでは50フィート(15,24ⅿ)を進めていた。金網の高さは8フィート(2,4384ⅿ)必要ということだ。高さに関しては日本でも最低2ⅿ必要と言われている。

・支柱を立てその周りに金網を囲う。

 

金網を木の近い所で囲うと、鹿の口が木の葉や実にとどくので、木から十分離れた場所から金網を囲う必要がある。

 

木、一本一本を金網で囲うのはめんどうだと思わず、効果ある方法を積極的に行おう。

 

いつもブログに書いているように、鹿や猪、熊やその他の動物たちは生存してくための活動を行っている。彼らのその行動を「悪」とするのは、その種を否定していることになる。つまり、平和共存とは程遠い認識であり、争いしか怒らないことを意味する。

 

生きる為にわたしたちが活動を行っているように、他の動物たちも生きるために毎日懸命に活動をしている。

 

そこに差異はない。わたしたちは、他の種が生活していた地に足を踏み入れ、そこで勝手に生活をし始めた種であることの自覚を持つことで他の種とうまく共存していける方法などを考えつくのではないかと思う。

 

わたしたちは、本来この地で生活をしていた数多くの動物たちの生息地を奪っている事実に目を向け、わたしたちの生活のために犠牲となっている動物たちに今以上の苦しみを与えないようにしよう。

 

個々が現実をしっかり見て理解をして、争わず平和的関わりをし、持続可能な自然環境と野生動物との関係を構築できるよう努力していこう。

 

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