今日はわたしの心のクリニック予約日だった。住宅近くでの集団猟と交通事故に遭った鹿さんの死で、STS(Secondary Traumatic Stress:二次心的外傷性ストレス)がひどくなっていたので、クリニックの予約日が今日でよかった。
医師にわたしの状態と出来事を話し、薬を増やすことになった。増やすことになったが、まだ増やす余地はあるとのこと。しかし、いきなり増やすのではなく少しずつ調節していこうという話になった。
STSが自分で思っているよりもひどいようで、医師にこの数日の出来事を話すと声が震え、手に冷や汗が出ていた。薬剤師さんに薬が増えた理由を聞かれたので、今度は落ち着いて震えないように話そうとしたが震えた。
医師に、わたしが他者に共感することによるつらさの軽減について話すと、医師は「他者への共感はとてもいいことで、それをなくすことが目的ではないでしょぉ~」と。
たしかに、共感は失ってはいけないことだし、共感しなくなることが目的ではないので、他者の苦痛に共感することで生じるつらさは、薬を調節して、共感することを大事にしていきたい。
保護鹿のぼるくんの死と、集団猟で撃ち殺された3頭の鹿たちの死に直面する悲しみや苦しみはわたしの全身に出ているので、我が家の犬鹿たちは個々にわたしを慰めてくれている。
犬の春ちゃん(♂10歳)は、わたしを元気付けようと、「遊ぼう!」と声をかけてくれる。犬のひよりちゃん(♀8歳)と鹿ののぞみちゃん(♀推定4歳)、わたしにそっと寄り添ってくれている。鹿のすぐるちゃん(♂4歳)も静かにわたしに寄り添ってくれていたが、今日は「元気出して!」と飛び跳ね元気付けようとしてくれていた。
みんな、個々にのぼるくんの死の悲しみを感じながら、わたしを気遣ってくれているのだ。なんとやさしいことかと思う。みんな、ありがとう。
みんな、とても頑張っているのでわたしも頑張って元気でいようと思う。
のぼるくんの死を知った時のひよりちゃん。いつものまんまるい目ではなく、少し寂し気な目になっている。
この写真のすぐるちゃんは、のぼるくんが亡くなる前の写真で、ドングリを食べて「美味しい!!」と言っている時の表情。
とてもいい表情をしている。
のぼるくんが亡くなったあとの表情は先日ブログに載せたこの写真。
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写真を見比べてもらうと、鹿の感情による表情の違いがよくわかると思う。
まず、目が全く違う。犬もそうだが、悲しい時はわたしたち人間とよく似た目のあり方になるし、姿勢(立ち姿や歩き方)などにも変化があらわれる。口もムッとつむっている。
数多くの研究やこのようなことからもわかるように、犬も鹿も豊かな感情を持っていることは確であり、感情ある動物たちにわたしたちはどのように接するのか、かかわるのか自問しながら、感情ある動物たちを人間の大きな力で悲しせることのないようにできればいいなと思う。
すべての動物たちが尊重され、大切に扱われる、思いやりに満ちたやさしい社会つくりに関心が集まることを目標としがんばろうと思う。
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