今日は犬のひよりちゃん(♀8歳)の病院の日だった。今日の病院はとても疲れが、それはひよりちゃんも同じだったようで、帰宅後すぐに寝ていた。ひよりちゃんの様子は明日のブログで書こうと思う。

 

先ほど、SNSで交通事故にあった幼鹿さんを救出する動画(日本での出来事)を見た。

 

車に跳ねられ、道路際の川に落ち動けなくなっていたようだ。

 

救出者は足元悪い場所を厚めの毛布で鹿を包み抱えて移動されていた。

 

救出には、厚めの大きな毛布は必需品だ。

 

毛布で救護動物を頭からお尻までスッポリ覆い被せ包むと落ち着いてくれる。

 

この時、救護動物の鼻は呼吸ができるように毛布から出しておこう。そして、鹿の脚を全て毛布で包もう。そうすることで、脚を動かしたり、激しく動いたりを避けられ、落ち着いて静かに移動ができる。

 

動画を見て思ったのだが、足場の悪い場所での救護にはタンカがあればなおさらいい。

 

昨年末に交通事故にあった幼鹿のせーこちゃんの保護時にタンカを使い移動していた。

 

交通事故に遭った場合は、身体の損傷が激しいことが多いことから、身体を動かさずに固定をして病院へ移動するといい。犬たちが骨折したときもそうだが、身体を出来る限り動かさないように運ぶことで、傷の悪化や本人の負担が軽減できる。

 

タンカは救護動物のすぐ側にあらかじめセッティングしておく。

 

セッティングはタンカに動物を乗せた際、毛布と動物がずれ落ちないように身体を軽く固定する幅の広いテープ(アクリルや綿)をタンカの下に1本~2本置き、タンカに毛布で包んだ保護動物を乗せた後、毛布の上からテープをほんの軽く巻き、身体を固定する。

 

タンカの上で救護動物の身体を固定する時は、動物の身体を縛り付けるのではなく、圧はほとんどかけない。内臓損傷の場合もあるので、身体を押さえつけることなどは絶対にやめよう。身体を押さえつけるのは動物にとって恐怖を感じることなので、そういうことは行わず、慎重に丁寧にゆっくりと確実に病院まで運んであげよう。

 

毛布で救護動物を包んでいるので、脚を動かしたり、起き上がったりしようとしないので、テープで毛布さえずれ落ちないようにすればいい。

 

まずは、保護動物の身体的・精神的苦痛や負担を考え、強度な恐怖やストレスを与えず、動物に少しでも安心してもらえるようにわたしたちは考え、工夫をして行動しよう。

 

我が家で使用しているタンカは自作のもので、急な斜面での移動だとタンカの持ちようでタンカから動物の身体がずってくるので、一般的なフラットのタンカではどのような場所であっても、タンカは常に平行にして移動をしよう。

 

我が家のタンカはステンレス製の頑丈なポールに分厚い綿の生地を3枚重ねにした物で、簡単に作れる。タンカは一つ持っていると安心だ。

 

幼鹿さんを救護した説明を読むと、診察治療してくれる病院を見つけるまでに20軒以上の病院で断られたそうだ。

 

救護者が諦めずに病院を懸命に探してくれて本当によかった。

 

負傷した動物を保護した後、治療をしないで放置ということはあってはいけないので、今回救護してくださった方が頑張って病院を探してくれたことはとてもうれしく感じる。

 

人間活動で動物たちが傷つくことが多い中、いつでもどこでも救護できる体制は必要だ。

 

他の国では、身近に野生動物の保護施設があり、診察治療する獣医師がいて、施設や病院が州に何十件とあるのだ。

 

日本も、他の国のようにいつでもどこでも野生動物を救護できる国になってほしいと心から願う。

 

鹿や猪、熊、その他の野生動物にもきちんとした診察(CTやMRIなど)、治療を提供してくれる病院があればどれほどいいことか。

 

関心のある人たちの声でこの社会のあり方を変えていけるといいなと思う。

 

救護された幼鹿さんが今後多大な苦痛なく、傷が回復することを心から願っています。

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●鹿たちを保護してからしばらくブログを書いてきて、多くのことを学んできました。もちろん、これからも野生動物や自然環境、社会と動物の関係性について学んでいきたいと考えています。

 

人間活動が拡大していく中で、野生動物とのかかわりについてこらから特に課題となってくることから、わたしが鹿たちを保護・レスュキーしたことから経験し学んだことを、少しでも多くの方たちと共有をしたいと思っています。

 

そして、みなさんの意見を聞いたり、動物に関してのお話をしたりしたいと思っていますので、質問や意見などありましたらコメント欄やアメブロメッセージ欄、もしくは下記のお問い合わせフォームに気軽にメッセージを届けてくださるとうれしいです。

 

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