肌寒い朝だったが日中は晴れ間が差し庭のウンコ拾いを快適にすることができた。
今日は思う存分、犬鹿たちとゆったりした時間を過ごし、わたしの疲れが回復した。犬鹿たちも留守番の疲れが回復しているといいなと思う。
犬を尊重する犬育て(PONOPONO)を提唱している川上さんのブログ記事、「齧ってほしくないものにスプレーは効く?」を読んでいて昔を思い出した。
わたしが犬のトレーナーを目指していた頃、犬に齧ってほしくない物には苦い味のするスプレーをふることを教えられ、買って使ったことがある。
しかし、犬が人の手を噛む時にもこの苦いスプレーを手につけると聞き「それはよくないんじゃない?」と思っていた。
なぜそう思ったかというと、人間は手があれば手を使いさまざまなことをする。手で他者とコミュニケーションを取ったり、相手の要求に答えたりする。その手に犬が嫌な思いをするスプレーをつけることは、犬が人間の手を嫌いになる恐れがあると思ったし、とても悲しいことだと思った。
川上さんの記事に書かれているように、犬に苦い味のスプレーを使うことは、人間と嫌悪刺激が関連付けられる。
人間が嫌なことをする生き物だと犬に思わせないためにも、犬が嫌がることはしないでおきたい。
我が家の犬の春ちゃん(♂10歳)の幼い事は慢性的高ストレス状態からの噛みがひどく、わたしの体中を噛んでは離さないこともあった。
ストレスから手を噛むことについては、わたしは手に粉ミルクを溶かしたドロドロしたのを塗り、春ちゃんが手を舐めることができるようにしていた。
その後、ストレスや激しい刺激を与えない生活を心掛け過ごしていると、春ちゃんの激しい噛みは気が付くとなくなっていた。
犬と一緒に暮らすのだから犬とは仲良くいたい。
わざわざ犬に嫌な思いをさせなくても、ストレス少ない状態では犬たちはわたしたち人間が伝えようとしていることを理解してくれる。
鹿たちと暮らすようになり、それが犬だけではなく鹿たちもそうであることを知った。
鹿のすぐるちゃん(♂4歳)はソファーベッドの一部に顔をつっこみ中の物(すぐるちゃんが少し興奮する匂いがあるようだ)を舐め、周りの布を引っ張りワタを出している時があったが、このとき「ワタがお腹に入るとしんどくなるから止めとこうね」と丁寧に説明すると「フンッ」と言いながらもやめてくれた。
同居動物たちが噛んで体に悪い物や噛まれたくない物は、同居動物たちの口が届かないところに収納したり、別の部屋に置いたりするのは前提だが、我が家のソファーベッドのように移動できない物もある。
なので、噛んで楽しめる物を常に置いてあげとくのがいい。
興奮していたり、ストレス状態だったりするとあれもこれも噛んでしまうことがあるが、そうでない状態だと同居人の伝えたいことを理解してくれたり、噛む物の判断、理解をしてくれたりする。
犬の行動をどうにかしようと思わずに、犬たちや他の同居動物たちのストレスを減らし、犬やその他の同居動物たちを信じ、暮らしを楽しいものにしたい。
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