鹿たちを保護してからしばらくブログを書いてきて、多くのことを学んできました。もちろん、これからも野生動物や自然環境、社会と動物の関係性について学んでいきたいと考えています。

 

人間活動が拡大していく中で、野生動物とのかかわりについてこらから特に課題となってくることから、わたしが鹿たちを保護・レスュキーしたことから経験し学んだことを、少しでも多くの方たちと共有をしたいと思っています。

 

そして、みなさんの意見を聞いたり、野生動物に関してのお話をしたりしたいと思っていますので、質問や意見などありましたらコメント欄やアメブロメッセージ欄、もしくは下記のお問い合わせフォームに気軽にメッセージを届けてくださるとうれしいです。

 

・お問い合わせフォームはこちら→https://ws.formzu.net/fgen/S41599574/

 

みなさん一緒に野生動物たちの現状と課題について考えていきましょう!

 

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朝から鹿のすぐるちゃん(♂4歳)が何かにびっくりしてお昼前までおどおどソワソワしていた。

 

なので、すぐるちゃんはわたしの側でそのことを伝えて、安心を求めていたので、わたしはすぐるちゃんのその気持ちに寄り添い、少しでも安心できるようにとすぐるちゃんの「撫でて」「側にいて」の声を聞き逃さないように努め、答えるようにしていた。

 

すぐるちゃん、ここ最近緊張している時が多く、笑顔が少ないので気にしているが、すぐるちゃんが困っているときは寄り添ったり、手助けしたりして、すぐるちゃんの気持ちが少しでも落ち着けるようになるといいなと思っている。

 

コメントにセキセイインコのQOLを考えている方からメッセージをいただいたので、鳥のQOLについて少し調べていた。

 

すると、オウムのQOLの向上について書かれたサイトがあった。

 

「ペットの鳥の生活を豊かにする」→https://www.86pets.net/enrich-your-pet-birds-life/

 

そこでは、エンリッチメントを行うことが書かれていた。

 

ペットの鳥の感覚的ニーズに対処する5つのカテゴリーとして、触覚、視覚、食事、聴覚、そして社会性が上げられている。

 

1触覚には適度に噛むことができるアイテムやいろいろなタイプのとまり木があるといいと書かれている。

 

2視覚的エンリッチメンとでは、「同じ種の他のオウムの写真を印刷します。それらの写真をケージの近くに吊るすか、ジムで遊んでください。(あなたのペットの鳥が別のペットの鳥の写真に脅かされていると感じた場合は、逃げ道があることを確認してください)」と書かれてあり、「鏡を提供することはあなたのオウムに視覚的な刺激を提供するもう一つの方法」だそうだ。

 

3食事の充実には、採餌行動ができるように工夫したり、採餌製品を利用することがすすめられている。

 

4聴覚の強化では、「ペットの鳥のために野生のオウムのオーディオクリップを再生します。オンラインで入手できるダウンロード可能なオーディオクリップの数は膨大であるため、選択肢はたくさんあります。オウムの種の地理的起源に関連する自然な音を再生することもできます。少量では、タカやワシなどの捕食者の鳴き声を再生することもできます。オウムの世界に過度のストレスを加えたくないので、この形式の濃縮は慎重に使用してください」と書かれている。

 

あくまでも、飼育している鳥の様子を見ながら、鳥が嫌がっていないか、ストレスがかかっていないかの観察が必要とのこと。

 

エンリッチメンとをするのはいいが、個々に好みや感じ方は違うので、本人に(動物に)に聞きながら(観察しながら)、快適な環境を整えていくのがいい。

 

最後に、5社会的豊かさ。「あなたはあなたの仲間のペットの鳥の群れになる必要があります。ペットの鳥と過ごす時間は非常に重要です。厳密なスケジュールではなく、できる限り少し時間をとってください」と書かれてあり、ペットの鳥が複数いる場合は家に群れが作れるが、いない場合はあなたが群れのひとりになるということで、社会的エンリッチメントを行うに、別のペット(鳥)を購入する機会ではないと書かれている(「あなたの家にオウムを過密にすることなく社会的刺激を提供する方法があります」)。

 

環境エンリッチメントについては、犬を尊重する犬育てを提唱している川上さんがわかりやすく解説している記事があるのでこちらも参考にどうぞ。

 

「退屈してる?犬に必要な刺激とノーズワーク」

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そして、鳥の去勢・避妊処置について英語検索してみると、小鳥の場合はその処置で命を落とすことがあるので、小鳥の場合はおすすめはしないと書かれてあった。

 

鳥は、大空を飛び生活をする生き物であるため、人間の飼育下でQOLを保ったり、向上させるのは困難なことではあるが、今、人間の飼育下にいる鳥たちの生涯やQOLについて考える機会が増えるといいなと思う。

 

 

小さなお山の上から何かに集中して様子をうかがっているすぐるちゃん。

「ぼく、最近ちょっと不安なんだ」

 

すぐるちゃん、不安がどこかに飛んで行って、すぐるちゃんから不安がなくなるといいね。

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