今日も元気よく散歩に出かけた犬たち。

 

夜明けがいつもより遅いなと思っていたら、空が霧で覆われていた。

 

涼しかったので犬のひーちゃん(♀8歳)は、山コースと街並みコースを歩くフルコースを歩いた。

 

春ちゃん(♂10歳)はいつものコースを堪能。

 

昨日の記事で、「害獣」とレッテルを貼られている負傷した野生動物を保護した場合、どのよう進めていけばいいかを書いたのだが、よく考えると、いろいろ問題があるなと思った。

 

わたしの管轄の地域では、鹿の飼育許可を得るために、時間もかかり大変だった。

 

他方、何も審査もなく、誰がどこで保護してもよい、というもの、これまた問題だ。

 

野生動物保護の全国統一基準があり、飼育許可を得て保護できるシステムがあれば一番いいだろうと思う。

 

檻に閉じ込め飼育は虐待に当たるため、保護するにあたり、飼育面積は最低○○ha必要とか、小屋の面積はいくら必要とか、保護する場所の構造、環境基準を細かく決め、保護した動物が多大なストレスや苦痛なく快適に暮らせる保障ができればいいなと思う。

 

そして、救護対象の間口を広げ救護対象を選ばず、迅速に対応できるようにする必要がある。

 

負傷した鹿や猪を出合っても、診察・治療をしてもらえないと助けてあげられないので、上記のようなシステムを作ってほしい。

 

救護した動物に治療を受けさせてあげるには、やはり、行政からの飼育許可が必要になるので、飼育許可取得に向けた交渉を進めるのが第一であり、それとともに大型野生動物に詳しい獣医師を探すのが賢明であると思う。

 

行政から飼育許可は与えられないとか、病院から治療できないと言われても、そこで「はいそうですか」で終わらず、全力で交渉やお願いをして、「どうしたら飼育許可が得られるのか?」「どうしたら治療してもらえるのか?」を懸命に考え行動しなければいけない。

 

負傷動物が内臓損傷や骨折など、とても大きなケガをしている場合、エビデンスある科学的処置が必ず必要だ(外科的処置)。

 

外科的処置を受けることで、傷は回復し、痛みやつらさが軽減する。

 

治療を行っていないと、本人(救護動物)に多大な苦痛を与えることになってしまう場合もある。

 

野生動物を保護するにあたり、個人が勝手に進めることができないので、きちんと行政とお話をする必要があり、適当であいまいな保護は、保護された本人に負担をも与えるし、野生動物の今後の保護活動の弊害になる可能性もある。

 

なので、全力で、どうすればいいかを考え行動しなければいけない。

 

わたしは鹿たちの飼育許可を得るために今までの人生で最大の力などを出し交渉の準備を進めたし、のぞみちゃん(♀推定3歳)の避妊手術の時は、これ以上お願いできない、という所までお願いをした。とてもがんばった。

・避妊手術は技術的に無理だといろいろな病院で言われたが、草食動物に詳しい、遠く離れた病院の獣医師がこちらにきて手術をしてくれた。

 

少しづつでも、全種の野生動物を救護できる体制を整えていく社会になることを願う。

 

「もっと、そこ撫でて~」とすぐるちゃん(♂4歳)。

「きもちいい~♪」

 

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