昨日は議員の方と話をして、「現状を変えるにはどうしたらいいか」をアドバイス(仲間を増やす・賛同者を増やす)してもらった。
そのことで、今日は頭がいっぱいだった。
現状を見ていると、鹿や猪を保護することに賛同してくれる人はほぼいないということはわかる。昨日、議員の方もそう言っていた。
なので、実際活動を進める途中で、気持ちがすごく落ちむこともあるだろうと思う。
しかし、やってみなければ何も動かないし、何もわからないので、とにかくやれることはやってみよう。
ところで、現在、野生動物たちの個体数が激減している。その原因は畜産を含む森林破壊であったり、汚染であったり、狩猟や密猟などだ。
野生動物がこのまま減少を続けると、なんと、2026年までに100%の脊椎動物が絶滅するというデータが出された。
インターネットの開発に携わったエンジニアであるサイレシュ・ラオは、脊椎動物が絶滅する年を「ゼロの年」とよんでいる。
この「ゼロの年」について、語られた動画がある。
ヴィーガン活動家で動画クリエーターのStill a veganさんが、翻訳をしてSNSに投稿してくれている。
Still a Veganさんが翻訳をしてくれている動画内容は、とても勉強になることが多く、おすすめです。
★動画はこちらです(インスタグラム)。
↓↓↓
https://www.instagram.com/p/CCis90xJhEl/
その中のひとつ、「野生動物がいなくなる年」という動画の翻訳された内容を紹介したい。
「野生動物がいなくなる年」
「どうも、サイレシュ・ラオです。
『インターネット』の開発に関わったエンジニアの一人です。
2014年に、WWF(世界自然保護募金)からある発表がありました。
研究者によると、1970年~2010年の『40年間』で『野生の脊椎動物』の個体数が『52%減少』したと報告されました。
そして、その2年後の発表では―1970年~2012年の間で野生の脊椎動物の個体数は『58%減少』したと報告されました。
これら2つのデータをもとに簡単な計算ができます。このペースで個体数が減少していくと『2026年』までには、100%の脊髄動物が絶滅してしまうことになります。
わたしはこれを『ゼロの年』と呼んでいます。すべての『野生動物』がいなくなる年です。
さらに『畜産業』の影響は『温室効果ガス排出』の主な原因にとどまらないのです。
世界で最も『土地』を利用いている産業でもあります。
世界中の『原生林』が、人間の手によって破壊されています。その土地を『畜産動物』に飼育に使うためです。
そして、その動物たちの飼料となる『農作物』を作るためです。
さらに、高度な『地理情報技術』を使うことでー私たちは、海の『魚たち』を最後の1匹まで引き上げようとしています。
自然界に大量の「有害物質」を垂れ流し『昆虫たち』を殺し、その昆虫を食べる『鳥たち』も殺しています。
こうして、私たちは陸にも、海にも、空にいる『野生動物』を殺し続けているのです。
彼らの生きるすべてをいろんな形で奪ってしまっています。
さらに計算していくと現在『畜産業』に使われているすべての土地を使って1800年代に存在した『天然林』へと再生させることができれば、それによって炭素排出を1750年の時より抑えることが可能であり野生動物たちの『生息地』まで修復できることが分かったのです。
地球は『彼らの世界』でもあります。すべて可能なことなんです。『森林』を蘇らせることも、『気候』を回復させることも。
なにより『ゼロの年』が現実にならないためには、私たちの努力が必要になります」。
私たち人間はずっと昔から、地球自然環境や自然動植物に一方的に暴力を行使し、自然環境・生態系の秩序を壊し続けている。
その結果、種の大絶滅が起こり、自滅する道を進んでいる。
この社会では、「害獣」とレッテルを貼られた種や「外来種」が、ここに住む人間の標的になり大量殺害されているが、現状を踏まえると、それがどれほど誤ったことであるかがわかるのではないだろうか。暴力から正しいことは生まれないということを心から思う。
現在、地球の健康は限界に近づいており、中には手遅れだと言う研究者もいる。しかし、手遅れであっても、自然環境保護・回復=野生動物の保護・回復を進めていけば、最悪のシナリオは回避できるのではないだろうか。
過去から現在にわたり、わたしたちの活動を見ていると、いかに暴力的であるかがわかる。
わたしたち人間は「暴力」を手放し、平和的に自然環境や他種生物たちとかかわっていくことが求められている。
わたしたち人間が自然環境や他の種と共生・共存していくことを学ばなければいけない。
いつまでも、暴力を正当化し、言い訳を言っていては何も解決しない。
科学的知見に基づき、今、わたしたち人間にできることを考えよう。
野生動物たちの生存権もかかっているが、わたしたちの生存権もかかているので、消費などを通し、暴力を否定する選択、行動をしていきたい。
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