早朝から蒸し暑かったので、わたしは犬たちの散歩時にじんわり汗がでていたが、犬たちは無視暑さでダウンすることなくごきげんさんに散歩をしていた。

 

今日はわたしのこころのクリニック診察の日だったので、医師に生理後の不調(気分の落ち込み、体調の不調など)を伝えると、その時にだけ飲む薬を処方してくれた。これで、様子をみてみようと思う。

 

ストレスから回避する生活をし、動物性を摂取しない食生活になってから、ひどい生理痛がなくなり、生理前のイラつきや気分の落ち込みはなくなったのでよろこんでいるのだが、生理後の不調だけがなかなかなくならなくていた。新たに処方してもらった薬が自分に合っていたらいいなと思う。

 

ところで、少し前にナショナルジオグラフィックに、「子育てに超熱心な動物界の父親たち 7選」という記事があった。

 

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記事では、ゴリラ・ウシガエル・ヤマアラシ・キツネ・カクレクマノミ・ペンギン・アホウドリの父親が紹介されている。

 

記事に、「子育てを100%担うことで有名なタツノオトシゴの父親から、交尾をして別れるだけという哺乳類のオスまで、あらゆるパターンがあります。しかし、さまざまな種を長期間にわたって観察していくうちに、事情はとても複雑であることがわかってきました」と書かれているように、記事を読むと、複雑であり、小さく大きく広い他種生物の世界をのぞくことができる。

 

ウシガエルの父親は、小さな水たまりに産み付けられた卵を任されるのだそうだが、ヘビなどの捕食者から子どもたちを守りながら、生きていくに必要な水を確保するために、水たまりが枯れそうになると父親はより深く、冷たい水たまりに水を引き込んだり、他の大きな池への脱出ルートうぃ確保したりするそうだ!

 

父親のウシガエルは、こうした子育てを24時間体制で行っていることから、栄養補給のために、何匹かのオタマジャクシを食べるのだそうだ。

 

アカギツネは一夫一婦制の強い絆を築き、父親は侵入してくるオスに対して敵意あらわに縄張りを守る。子どもが産まれると、母親は巣穴で子どもたちと安全に過ごし、父親が数時間おきに餌を持ち帰ってくるそうだ。子キツネが巣穴から出はじめると、狩のし方などを子どもに根気よく教える教育熱心なお父さんに!

 

カクレクマノミのオスは、「共生関係にあるイソギンチャクの近くの海底をきれいにして、メスを引き寄せる」そうだ。そして、メスが巣に卵を産み受精させた後、「オスは巣をあおいで酸素を供給したり、寄生虫を駆除したりして、孵化するまで卵を守る。~カクレクマノミのオスの養育行動は、人間の子育てで重要な役割を果たすオキシトシン(いわゆる『愛情ホルモン』)に似たホルモンによって促されるのだという」。

 

「アデリーペンギンのオスはメスのために石を使って美しい巣を作り、メスはいくつかの巣を試してから最終的に相手を選ぶことが多い」そうで、環境に石が無い場合、ペンギンの遺骨や羽を使って巣を作っていた若いオスを見かけたそうだが、そのオスはパートナーを見つけることができなかったという。

 

ワタリアホウドリは2年に1度、1つだけ卵を産む。 父親が巣の場所を決めて母親と父親が協力して卵をかえし、約1年間ヒナを育て、食料の確保は父親が行うそうだ。ワタリアホウドリの寿命は約50年あり、その間に多くの子育てをする。

 

アホウドリは昔、わたしたち日本人が大虐殺を行い、卵を奪ってきた歴史があり、個体数を激減させた。今は少しづつ個体数が回復してきているそうだが、わたしたちが大虐殺を行う前の個体数には程遠いということだ(平岡昭利『アホウドリを追った日本人-一攫千金の夢の南洋進出』岩波新書、2015年)。

 

個々の動物種が生涯に経験すること(人間が介入しない生涯)を知ると、それぞれの暮らしがあり、パートナーや子ども、親子の関係が、わたしたちが行っていることと本質的には同じだよね、と思う。

 

もちろん、わたしたち人間とはまったく異なる行動を行う種もいるが、生きて子どもを産み育てるというのは、ほとんどの動物が共通していることではないだろうか。

 

小さく見えにくい世界を覗くと、そこにはわたしたちの生活におとることない複雑な世界が広がり、パートナーを見つけ、出産や子育てなどを頑張る動物たちの大きな世界がある。

 

このようなことからも、わたしたち人間と他種動物との連続性を知ることができる。

 

それは、「害獣」とレッテルを貼られ、大虐殺に直面している種たちもそうであり、その種の個々が本来の将来を生きることができるよう、わたしたちは殺すことをやめ、倫理的にかかわっていかなければいけない。

 

生きる権利はみなに等しくあり、その権利を動物の一種であるわたしたちが、勝手に奪っていることに向き合ってほしいと思う。

 

野生での子育ては本当に大変だ。

自然破壊や汚染、人間活動の拡大が進む中、その大変さは非常に増しているだろう。

その中で、パートナーを見つけ懸命に子育てしているお親を尊敬するし、応援したい。

 

個々の種の生活のために自然動植物への配慮や思いやりを育てよう。

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