午前中から気温が高く、犬鹿たちは呼吸を少し荒くして暑そうにしていたので、今日は早めにクーラーを入れた。

 

窓を閉め切り薄暗い室内が冷え始めると、犬鹿たちはスーと寝始めた。

 

電気は必要なことに使うようにしているので、我が家の室内は日中でも薄暗い。

 

ところで、国際連合広報センターサイトに、動物行動学者であり環境問題専門家のジェーン・グドールからのメッセージがあった。「国連グローバル・コミュニケーション局の発行するユーエヌ・クロニクルに寄せた記事の日本語訳」だそうだ。

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・グドール博士のメッセージ内容は非常に大事なことが書き綴られていたので、興味をお持ちの方は読んでほしいなと思います。

 

人間活動により、天候のパターンが変化し、甚大な被害をもたらす災害は破壊力を増しているとのこと。

 

比較的最近の豪雨や森林火災、気温の上昇などをみていると、その破壊力に驚かされる。

 

そして、CPVID-19の発生もあり、わたしたちは激しくゆれ動く時代に生きている。

 

グドール博士は、「私たちの未来には気候危機という、はるかに恐ろしい脅威が控えています。残念なことに、わたしたちは自然や動物に暴力をふるうことによって、自らこのような悪夢を招いてしまったのです」と語っている。

 

まったくその通りで、わたしたちは自然動植物にひどい暴力を使い、自然動植物のその傷の回復力さえ奪い、持続不可能な状況を作り出している。

 

WWFのサイトに「2021年のアース・オーバーシュート・デーは7月29日」と書かれていた。

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「オーバージュート」は地球全体の生態系が赤字になっている状態のことをいい、現在の「日本の消費活動を支えるには7.8個分の日本が必要」だということだ。

 

日本は一つしかないので、残りは他の国の資源や地球の借金を使っていることになる。

 

オリンピック開催にあたり、必要な建物を建設するにアマゾンの木が使われていることを知ったときにはおどろいたが、わたしたちの日常には他の国から運ばれた資源がいたるところにある。

 

それはどこからくるのだろうか?ということも、グドール博士が語ってくれている。

 

経済先進国に住むわたしたちの生活は、他の国に住む者の犠牲の上に成り立っていることがあり、自分が消費する物の多くは、人権侵害や動物権侵害、大規模自然破壊、汚染などが行われているところからきているかもしれない。

 

わたしの周りで、気候危機や自然動植物に関心を持つ人は数少ない友人たちと従姉しかいないことから、わたしたちの社会では地球温暖化や持続可能性、動物権、人権などについては関心があり、行動を起こしている人は少ないのだろうなと思うが、グドール氏が言うように、世界では野菜中心の食事をする人が増えてきている。

 

「野菜中心の食事がトレンド(流行)となりつつあることは、心強い限りです。人間と環境の健康に良いだけでなく、感覚を持つ数百万個体の動物が受けている、恐ろしく大きな苦痛を和らげられるからです」。

 

畜産や集約農業は地球環境を破壊し続け、野生動物の住処を破壊している、そして、「農業に向かない場所での灌漑は、大きな地下水脈を枯喝させてしまう」のだそうだ。動物性タンパク質を摂取するには、野菜より大量の水は必要になり、工場式農場にいる何十億頭の牛たちから発生するメタンは、温室効果ガスとなる。

 

グドール博士の言葉に、「貧困の状況にいない私たちは、持続不可能で物欲に支配されたライフスタイルを改めなければなりません。私たちには、倫理的に正しい選択をしたり、『私が今していることは、地球や将来の世代の健康にどう影響するのか』を問いかけたりすることかできるからです」とあり、わたしたちひとりひとりの行動が求められている。

 

よりよい選択ができるようにわたしたちは知って考えて行動していけるといいなと思う。

 

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