犬の春ちゃんの診察日だった。
先週は午後の部から診察に行くと、すごく混んでいて2時間以上待ったので、今日は午前の部で行った。
しかし、今日も混んでいてわたしも春ちゃんも疲れて帰宅した。
急性湿性皮膚炎は順調に治ってきていて、今後は薬を徐々に減らしていくということだった。
春ちゃん、痛いのと不快なのがなくなってきていてよかったね。
ところで、先日、鹿たちの過ごすスペースについて考えていて、ほんの少しだがスペースを広くしようと思い、作業をしていた。
苗木を植えているところは柵をしていたのだが、環境が適さず成長していない苗木をここより通気性や日照時間がよい環境の畑に移動することにして、柵を撤去した。
柵を撤去していると、鹿のすぐるちゃん(♂4歳)が興味深々で作業を見ていたが、ちょっと怖いので、葛藤状態になり、わたしの服を噛んだり、鹿ののぞみちゃん(♀すいてい3歳)に、体当たりしたりしていた。
なので、作業を少し止め、すぐるちゃんが落ち着いて確認できるようにしてみた。
のぞみちゃんも作業は気になっていたが、作業を見渡せる場所にいて、尚且つすぐるちゃんが来ない場所で休んでいた。賢い!
ぼちぼち作業をして終わり、その場に誰もいなくなると、のぞみちゃんはその場にヒョコヒョコ行き、確認をし始めた。
「探検中だよ~☆」
少し緊張しているので尻尾が浮き、ピ―ンと真直ぐになっている。
のぞみちゃんはいつも冷静に状況確認や判断をしているのを見ると、性格以外に脚が不自由ということも関係しているのではと思う。
その点、不自由でないすぐるちゃんは何かあった時、機敏な動きで危険な出来事から回避ができる。
のぞみちゃんを見ていると自分の状態というのをよく理解している。
なので、ここでは自分に無理そうなことはしない。
不自由でも自然界で生きていると、無理をしなくてはいけないこともあるだろう。
わたしたち多くの人間は犬や鹿、その他の動物たちの能力を過小評価し過ぎているが、個々の様子をじっくり観察していると、個々に具え持つ能力のすごさに驚かされる。
犬や他の動物種たちのことを知るには、動物認知行動学者であり研究者のマーク・べコフや霊長類研究者、自然環境保護活動家であるジェーン・グドールが行っているよう、個々の動物を観察しなければいけない。
べコフは人びとによく、「動物を観察しよう!」と言っている。
観察を通すことが唯一、個々犬、鹿、その他の動物のことを知ることができる方法であり、観察なくしては知ることも理解することも不可能なのだ。
観察するにあたり気をつけることは、自分の中にある犬やその他の動物に対しての決めつけや思い込みなどをなくし、個々の動物たちの行動をそのまま見て、当時に状況の把握をし、鳴き声を聞いたり、表情や体勢など見たりする。
犬やその他の動物の基本的な正しい知識を知り(たとえば、犬は人間より聴覚や嗅覚能力が発達していることや習性など科学的に研究され報告されていること)、その上で犬たちを観察してみると、観察からいろんなことがつながり犬を知り理解することの手助けになる。
人間が犬やその他の動物のことを知って、理解することは、犬やその他の動物たちによろこびを与えることにつながると思う。
犬やその他の動物を理解するというのは、わたしたちが個々動物とどのように関わるかという問いかけにもなると思う。
犬やその他の動物との暮らしで、今困っているな~と思うことがあれば、一度ゆっくり同居動物たちについて知るということをしてみてはどうだろうか。
個々動物たちの行動にはすべて意味があり、個々の気持ちの表現でもある。
豊かな感情を持ち備えている彼らの声を聞いてみよう。
目の前の犬やその他の動物をそのまま受け入れてあげたいよね。
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