5月前から田植えに忙しくしていた同居人K。

 

今は完全にひとりで田植えをできる状態ではなく、他の人も田植えにかかわっているので、Kの思うようにできないというスッキリしない状態。

 

しかし、昨年よりは自由に動けるようで、田に生息している生きものを田植えで犠牲にならないよう、できることをやっていた。

 

耕運機を使う前にカエルの卵を安全な場所へ移動したり、鳥の巣がある場所は草を刈らずにそのままにしたり。

 

昨年は他の人が田んぼの畔の草を草刈機で刈っていて、鳥の卵をぐちゃぐちゃにしたそうだ。

 

今年はそれを回避できてよかったと思う。が、他のところでは犠牲になっているのは容易に想像がつくので悲しい。

 

植物の成長が盛んな時期は、いつでもどこでも草刈機の音が聞こえてくる。草刈機で草を刈っている人はわたしが見る範囲では9割以上男性だ。

 

田んぼの畔にはキジやカモが卵を産むので、草刈りは生きものを傷つけないように気をつけて行う話をしても、誰も聞いてはくれず、一心不乱に草刈りだけが行われる。

 

なので、身近だけでもウサギやキジの親子、カモを草刈機で刈ったという話がいくつもある。

 

わたしたちが活動するにあたって、他の生物が犠牲にならない用に配慮をすることは、わたしたちが最低限すべきことではないだろうか?

 

この地にはわたしたち以外の多くの種が暮らしている。その身近な存在に対し、配慮がなければ当然犠牲は増えるばかりだ。

 

わたしたちは犠牲を生みださないためにも、小さく弱き者たちに目を向け、配慮することを学ばなければいけない。

 

海外の様子を見ていると、草刈り前には小動物などの生きものがいないか確認をしてから、草刈りをしていた。多くのウサギやシカ、トリなど、その確認で犠牲にならずにいる。

 

★こちらのサイトには、野生生物のやさしい草刈りの方法が書かれていた。

↓ ↓ ↓

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・とても参考になることが書かれてあったので、ぜひ、読んでほしいなと思います

(わたしは翻訳機能を使って読んでいます)。

 

★上記の記事のイギリスの動画もとても参考になります。

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この記事内容を読んで、「さすがだな~」と思った。生きものだけではなく、環境負荷や生態系の循環まできちんと考えられていたのだ。自宅で使用する草刈機は電気式やガス式を使うのではなく、手動草芝刈り機が勧められていた。

 

草刈りは、その時期をずらすことで、小動物を救うことにもなるし、ハチの活動に貢献もできる。花が咲き、ハチたちの活動(花粉交配など)が終わるころに草刈りをすることで、健康な生態系の手助けになる。

 

アメリカでは、草地に巣を作るトリたちに配慮し、草刈り時期を遅らすことを推奨している。そして、トリの種の状況に基づき、ガイドを作成している。刈り取り日までの一か月間野原を歩き、野生生物を観察して巣を見つけると目印をつける。目印を付けると刈りこみ時期にそこを避けることができるということ。

 

「草刈りへのこの注意深いアプローチは、巣を保護するだけでなく、自然と関わるための素晴らしい方法です」と書かかれている。

 

野生生物にやさしい草刈りの方法は、いかに生きものを救うことができるか、という生きもの目線で考えられているので実に有効的だと思う。

 

その方法はいくつかあり、参考になる。

 

・草刈りは中央からゆっくり端まで刈る(中央から刈ることで生きものを外に逃がすことができる)

 

・刈り取られていない地域を最大化する(生きものの居場所を作る)

 

・草刈りの頻度を減らす(不必要な草刈りを行わないことで生きものの犠牲を減らせるし、生態系へ貢献できる)

 

・営巣と受粉活動のピークには、草刈りを避ける(春と夏を避ける)。

 

・可能であれば、手動草刈機(手で押しすタイプ)を使用する。(ただし、手で押しながら刈るタイプの草刈機は背の高い草や足元が悪い場所での使用はできない、もしくは難しいので、そのような場所の草を刈る場合、カマを使うなど他の方法を採用いてみるといいかもしれないと思った)。

 

・端などはハサミで草を刈り、その前にカエルなどの生きものがいない確認をする。

 

・草原地帯を使用して、野生生物の安全な場所を維持する。

 

・特にトリの巣を確認し、それらのセッションを避けるために、草刈りの前にエリアを歩く。

 

・芝刈り機の刃の高さを3インチ以上あげる(草を長め残すようにカットし、地面にいる小さな生きものの犠牲を避ける)。などが書かれている。

 

オーストラリアでも、草刈り前の生きものチェックが行われており、生きものに対しての認識がすばらしいなと感じる。生きものに関心があるということは自然環境にも関心があるということになる。なので、持続可能な環境作りへの関心が高いだろうと思う。

 

わたしたちの社会では、他の生きものたちに配慮することがまったくと言っていいほど行われていないので、見習うべきことだと強く思う。

 

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