今朝、雨雲がきれた合間に犬たちはお散歩に行くことができた。

 

犬のひよりちゃん(♀7歳)のお散歩中には小雨が降っていたが、ひよりちゃんは雨を気にすることなく、散歩をして帰宅した。

 

鹿のすぐるちゃん(♂4歳)とのぞみちゃん(♀推定3歳)は、天気がよくないが比較的落ち着いてすごしていて、のぞみちゃんは庭の雨に濡れない場所で過ごす時間が多かった。

 

わたしがソファーで横になって眠っていると、誰かの鼻息が聞こえ目をあけるとのぞみちゃんがいた。

 

のぞみちゃんはわたしの首や耳などを舐めてくれたので、わたしは手でのぞみちゃんの身体を撫ぜようとしていたら、のぞみちゃんはすかさずわたしの手のひらを舐めだした。

 

わたしの汚れている部分をよく知っているな~といつも感心する。

 

わたしは野生動物やその他の動物たちが置かれている状況を知ってから、眠っているときに体から力が抜けきらず、手は無意識にギュッとグーになっているので、目覚めると手のひらは汗でじんわりしている。

 

のぞみちゃんはせっせとわたしの汗を舐めてきれいにしてくれるので、うれしいいし、「ありがとう」と思う。

 

寝起き後の伸び。  「ノビ~」

片脚がないけれど、バランスを残る脚でうまくとり、背筋を伸ばしている。

 

のぞみちゃんは違法罠にかかり、ほぼ一日その状態にいて、苦痛や恐怖などを経験しているにも関わらず、他者にやさしく、思いやりがあり、人間であるわたしに気遣いや協力といったことまでしてくれる。

 

このようなことからも、鹿たちがどれだけ感情豊かであり、やさいい動物であるかがうかがえる。

 

感情豊かであり、感覚機能を持ち合わせている鹿たちは、わたしたちと共通した経験をする。その経験は種が異なるというだけで生物としての内容(生)は非常によく似ている。

 

この社会で野生動物の苦しみについての関心がどれほど持たれているか正確にはわからないが、現在、鹿や猪、熊、アライグマなど大虐殺にあっていることから、彼らの苦しみは無い物として扱われているのであろうと思う。

 

こちらのサイトに野生動物たちの苦痛について書かれている。

↓ ↓ ↓

・動物の苦痛に関して関心のある方は是非読んでみてほしいなと思います。

 

人間以外の動物の苦痛に対して、「最な苦痛」としばしば苦痛の比較が行われるときがあり、野生動物は産業動物より苦痛が少ないと言われることもある。

 

しかし、この比較はどのような意味があるのだろう?と考えていた。

 

上記のサイト「Wild Animal Suffering野生動物の苦しみ」に書かれているように、野生動物は実に多くの苦痛とともに生きており、死には多大な苦痛を経験する。

 

ゲイリー・L・フランシオンが著書の『動物の権利入門―わが子を救うか、犬を救うか』(訳者 井上太一、緑風出版、2018年)で語っているように、「狩猟の的となる鹿たちは甚だしい苦しみを味わっている」(77ページ)。

 

また、狩猟が元となる苦痛は「自然環境での生活で訪れる通常の体調変化とかかけ離れている」(77ページ)。ものであり、「~狩られる鹿は殺される時点できわめて不幸な状態にあると言える~産業動物と同じく狩猟も多大な動物の苦痛を都のない、その苦痛の大部分は必要とは見なせない」(77~78ページ)。と言っている。

 

狩猟による苦しみは、人間と距離を取り暮らしている野生動物たちにとって、多大な苦痛を与えていることには疑う余地もないだろう。

 

この内容について、友人に意見を聞いた。

 

友人は、人間が動物たちに与える苦痛という点で比較はするべき(人間の責任を明確にするため)とし、どちらにより多くの苦痛を与えているかは測れないと話してくれた。

 

その通りだと思った。

 

たとえば、現在ケガをして治療をしている友人と平穏に暮らすわたし、どちらの苦痛が大きいかというと、今の苦痛は怪我をしている友人だと言える。しかし、生きている間に経験している苦痛をトータルで考えると比較しようがない。苦痛を測れなければ比較できない。

 

人間以外の動物たちの苦痛を知るには、人間からどのような扱いを受けているかということから苦痛を知ることができる。その他に、特に野生動物では、自然界での暮らしで経験する飢えや脱水、怪我や病、暑さ寒さ、捕食者の恐怖、痛さ、群からの孤立などからも苦痛を知ることができる。

 

繰り返しになるが、野生動物は人間と距離を取り暮らしていることから、狩猟などで捕獲されたときの恐怖などは相当なものであり、人間活動の影響(自然環境破壊や汚染など)を多大に受け苦しんだり、命を落としたりしている。

 

人間による動物たちへの扱いの比較を通し、動物たちの暮らし、日常を知り、その暮らしからどのようにすれば苦痛が減るのか、なくなるのかを考えていけるといいなと思う。

 

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