朝方には雨が降っていたので、犬鹿たちは遅い朝を迎えた。

 

天気の良い日は庭に出ている時間になっても室内で寝てすごし、外がすっかり明るくなってから庭に出ていた。

 

雨の日の犬鹿たちは晴天の日とは違い少ししょんぼりした様子になる。

 

その様子にわたしとよく似た感じなのかもしれないなと思いながらすごしている。

 

わたしは天気のよくない日は気圧の変化なども関係して不調になりやすい。

 

人間以外の生きもののことを理解したいと思う前のわたしは、生きものたちの精神は常に一定だと思い込んでいた。

 

なので、気候や気分などで行動や状態が変わる犬たちのことをなかなか理解できなかった。

 

たとえば、(出会うと一緒に歩く他犬さんと)今日は一緒に散歩したくないと言ったり、いつも挨拶に行く人に行かないと言ったり、今日は挨拶に行こうかなと言うなど。

 

犬も他の生きものたちも、気分により行動や心の状態が変化することを知って理解してからは、犬やその他の生きものたち自身や、その暮らしをより身近に感じ、生きものとしての連続性を強く感じる。

 

人間はつい、人間だけのことを考えがちになるが、人間だけが気分に変化があるわけでも、感情があるわけでもない。

 

人間以外の生きものたちに意識を向けると、実にさまざまな感情ある生を生きている。

 

現代は、生きもののその感情を研究者たちだけではなく、一般のわたしたちも多くの情報から知ることができる。

 

人間以外の生きものに感情はない、とは言えない時代になった。

 

先日、水たまりで遊ぶ鹿の動画を見た。

 

★水たまりで遊ぶ鹿の動画↓ ↓ ↓

https://www.instagram.com/p/CMckNQFBbEr/

 

動画に写る鹿さんの動きや耳、身体の様子などからとてもごきげんさんのように見える。

 

我が家の鹿たちも水たまりでこのようにはしゃぐときがある。

 

我が家の鹿ののぞみちゃん(♀推定3歳)は脚を失っていなければ、動画の鹿さんのように飛び跳ねていただろうと思う(飛び跳ねようとチャレンジしているのを何度か見ている)。

 

この動画に書かれているコメントがまたいい。

 

「彼らも人生を楽しんでいるし、動物がよろこびを感じることができれれば、その逆を感じることができる。彼らは皆、自由と平和に生きる権利がある」。

 

人生を楽しむのはわたしたち人間だけではなく、他の生きものたちも楽しむ。

 

生きる=苦が多い人生の中で、よろこびを感じる時間はほんの少ししかないかもしれないが、生きものたちにはその時間を楽しんでほしいと思う。

 

そして、大きな力を持ったわたしたち人間はその力で他の種の生を脅かすことなく、その力をわたしたち人間も含めた生きものたちの自由と平和のために使ってほしい。

 

人間の多くは、自分として生きることや平和に生きることを望んでいるのではないだろうか。

 

生きるに思うこと、感じることを種を超え共有していけるといいなと思う。

 

感情で生きる生もののその感情を大事にしたい。

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