今日も穏やかな一日になった。
風が強かったが犬鹿たちはソワソワすることなく、各自の時間をすごしていた。
犬鹿たちと暮らしていると、たまに判断に悩むときがある。
しかし、犬鹿たちの利益を優先して考えていくと、「この方がいいよね」ということがわかってくる。
たとえば、少し前に友人から小さなテーブルを譲ってもらうとき、新たな物を増やすことで犬鹿たちのストレスのかかり具合が気になった。
さらに以前、室内の建具をカーテンに変えたので、室内変化の期間の間隔が短いかな?と思った(変化の期間が短いとストレスのかかりが大きくなるかなと思った)。
なので、犬鹿たちに聞きながら(反応の観察をして)進めることにした。
進めるにあたって考えたのは、新しい物に対してのおどろきや刺激による一時的なストレスと、長期的な犬鹿の利益から、テーブルを置くのか置かないのか、どちらがより犬鹿たちの利益になるかの判断をした。
犬たちがカーミングシグナルを出しやすいのは、テーブルを置いた方が出しやすい(テーブルは犬鹿たちが使うに大きさや高さがちょうどよい)。
犬鹿たちがカーミングシグナルをスムーズに出せる室内環境だと、ゴタゴタが少なくなるし、本人たちはシグナルを使えることで安心感が増し、快適度も増す。
この犬鹿たちの利益と、初めてテーブルを見たときのおどろきや刺激などのストレスを比較すると、一時的なストレスのかかりであれば、テーブルを置く方がよいという判断になった。
ただし、一時的なストレスでない場合はテーブルを置かない選択をしていたと思う。
たとえば、テーブルをすごく怖がり、行動が全く変わったり、テーブルを置いた室内に入ってこなかったりしたらテーブルは室内から(犬鹿たちの視界に入らないように)撤去していただろう。
なので、犬鹿に聞きながら進めることが確かだ。
今回の場合、テーブルを最初に庭の隅に置いて犬鹿たちの反応を観察していた。
念入りに匂い嗅ぎをして、物であることを確認して怖がることなくいたので、室内へ運んだ。
鹿ののぞみちゃん(♀推定3歳)はテーブルを遠くから見ていたが、のぞみちゃんが思う安全な距離を保っていたためパニックになることなく、静かにじっとテーブルを見ていた。
室内へテーブルを運んでからも、犬のふたりと鹿のすぐるちゃん(♂3歳)は匂い嗅ぎをしていたので、チェックがきびしいと思った(笑)。
チェックが終わった後、普段と変わらない行動や様子だったので、そのまま置くことにした。
のぞみちゃんはテーブルの匂い嗅ぎは翌朝だったが、それまでいつもと同じ行動パターンですごし、匂い嗅ぎが済んだ後もいつもと同じだった。
犬鹿たちがテーブルを理解して、慣れるのが早かった。
きっと、テーブルの匂いが知っている友だちの匂いというのがあって、よりスムーズに受け入れてくれたのではないかと。
室内の変化はできるだけないようにしたいが、犬鹿たちの長期的な利益を考え、あるといいなと思う物や必要な物があるなら、同居動物たちに聞きながら少しずつ整えていくのがいいと思う。
何かの判断をしないといけないとき、同居動物の利益になることを考え判断していくと、同居犬やその他の動物たちは快適に暮らせるようになるし、同居人は悩むことが少なくなるのでとてもいいなと思う。
室内でひと休み中~な鹿のすぐるちゃん&のぞみちゃん。
「ウトウト~」
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