冷たい雨の日になったが、激しい雨ではないので、鹿たちは庭の雨に濡れない場所で静かな時間をすごしている。

 

犬たちはひたすら寝るといった、雨の日モード。

 

新芽輝く春が待ち遠しい。

 

ところで、先日今から野生動物の屠殺場を建設する予定があるということで、そのことについて市議会議員にメールを届けた。

 

COID-19が発生しているにもかかわらず、今から野生動物の屠殺場を作るということはどういうことだろうか。

 

今後、さらなるパンデミックが起きないように、野生動物を含む動物の利用(搾取)をやめていかなければいけないと世界各国で言われている。

 

市議会議員に届けたメール。

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市議会議員 勝井太郎 様 

 

2月1日号(第22号)議会だより~みんなのギカイ~での勝井太郎議員の答弁内容について

                           2021年3月5日

 

奈良県宇陀市、2月1日号(再22号)議会だより~みんなのギカイ~に、勝井太郎議員は「ジビエ肉については、令和5年度に室生田口元上田口で獣肉利活用施設を建設し、シカ肉やイノシシ肉を加工・販売する予定となっています」。と答弁されていましたが、COVID-19が発生している現在、野生動物の利用や他の動物種の利用はさらなるウィルス発生の原因にもなると言われています。

 

参考文献

・https://www.biologicaldiversity.org/campaigns/wildlife-exploitation-and-pandemic-risk/index.html

・https://www.epc.eu/en/publications/Humans-wildlife-and-COVID-19~31accc

 

比較的最近のパンデミックは動物性由来であることから、特に野生動物の狩猟や利用については懸念されており、地球生態系維持・保全の観点からも、野生動物の暮らしに人間が介入することを見直されています。

 

アメリカの野生生物保護協会(WCS)は、「COVID-19の発生など、将来の主要なウィルスの発生を防ぎ、人間の健康、福祉、経済、安全に世界規模で影響を与えるために、人間が消費する野生生物(特に鳥や哺乳類)のすべての商業取引を停止することを推奨しています」。と言っています。

 

また、イーストアングリア大学の専門家たちも、野生生物の取引を終了しなければならないと警告しています。

 

そして、野生動物の狩猟は、個体数に関係なく地球自然生態系に大打撃を与え、生物多様性を減少させ、さらなるパンデミックを引き起こすことがわかっており、人間が自然に侵入することで新しい病原体と接触する可能性が高くなることもわかっています。

 

参考文献

・https://www.wwf.or.jp/activities/opinion/4451.html

・https://www.wwf.or.jp/staffblog/others/4420.html

・https://www.wwf.or.jp/activities/activity/4477.html

 

 

パンデミックの原因が明白になっている現在、野生動物をハンティングし、死体を加工して食べたり、商品にしたりすることを推進するのは、あまりにも無責任なことではではないでしょか。

 

パンデミックは、自然環境の破壊、生物多様性の大幅な減少、気候危機と密接にかかわっています。

 

これらを踏まえれば、「害獣」とされる野生動物をも含む多様な生き物が織りなす自然生態系の回復を促進することが重要課題であるとおもわれます。

 

今一度ご検討ください。

 

氏名

メールアドレス

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自然生態系の維持や回復を助けている野生動物を殺すことは、個体数にかかわらず自然生態系や自然環境にダメージを与える。

 

そして、さらなるウィルスの発生を起こす原因にもなる。

 

メールにも書いているが、いま野生動物のハンティングや死体を食べることや他の利用を進めるのはあまりにも無責任であると思う。

 

わたしたちは、ウィルス発生の原因になる行動は避けるべきであり、社会に暴力や差別を増幅させる行為は避ける選択をしなくてはいけない。

 

他者を殺すことについては、倫理的・道徳的問題がある。

 

個々の生活を平和的に暮らし生きている者の生きる権利を奪ってはいけない。

 

人間以外の動物がわたしたちの生活に「害」を与えるからといい、「駆除」し殺すことは共生とはいわない。

 

共生とは、相手に敬意を持ち対等な関係で、相手を尊重してこその関係性のことをいう。

 

現在の地球自然環境破壊や野生動物の急激な減少は、パンデミックや気候変動と密接にかかわっている。

 

これらを考えるとすべきことは、自然生態系の回復であり、それぞれの生物種の暮らしを尊重することではないだろうか。

 

地球上に存在する数多くの動物種と共に生きる社会に向けて動き出すことが、気候危機や種の大絶滅、ウィルスの発生、社会の暴力増進といった事態を回避できることにつながる。

 

 

科学的知見を基にしっかり状況判断をして、今後に備えて物事を進めてくべきではないだろうか。

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