あたたかくすごしやすい一日だったが、風が強く、裏山の木々が大きく揺れてうなっていた。木々の揺れる音に犬の春ちゃん(♂10歳)はソワソワしていた。

 

鹿ののぞみちゃん(♀推定3歳)は、裏山がざわついていたが、山に近い場所で休んでいた。

「風、きついね」

 

今日、CNNNEWSに「ゴリラと自撮りする観光客、新型コロナをうつす可能性 英研究」という記事があった。

 

観光客が野性のマウンテンゴリラと自撮りすることで、ゴリラに新型コロナウィルスをうつしてしまう可能性があると指摘する研究結果が発表されたそうだ。

 

比較的最近のパンデミックは、すべてが動物由来だ。動物から人間に感染するのだが、始まりは、人間が動物を利用し、搾取していることからだ。

 

ウィルスは人間が他の種の動物を搾取することで、動物から人間に感染するが、人間が他の動物種にウィルスを感染させていることから、わたしたちは、他の種にウィルスが蔓延しないように努める責任があるという。

 

新型コロナウィルスが発生したと言われている中国では、野生動物の取引や食べることを禁止した。

 

武漢では野生動物を食べることはもちろん、狩猟も禁止している(が、科学研究や流行病の監視、個体数の規制の例外がある)。参考https://regardnews.com/eating-and-hunting-wild-animals-is-prohibited-in-the-zero-point-of-coronavirus-wuhan/

 

例外はあるが、野生動物との接触を可能な限り減らすという策を素早く判断、実行したのはすばらしいと思う。

 

新型コロナウィルスが発生してからの野生動物とのかかわりが、気になったので調べると、野生動物とかかわる際のガイドがあった。参考https://www.oie.int/fileadmin/Home/eng/Our_scientific_expertise/docs/pdf/COV-19/A_WHSG_and_OIE_COVID-19_Guidelines.pdf

 

かかわる際はPCR検査を行うことやN95マスク、フェイスマスクの装着、使い捨てにする用品(ゴム手袋や毛布など)、消毒、人員を最小限にすることなど細かく書かれていた。

 

ウィルスの影響を受けやすい動物種はコウモリやフェレットなどわかっているが、ウィルスは絶えず進化しているので、これから、どのようなことが起こるかわからない。

 

今、影響を受けにくいとされている動物種が、もしかしたら影響を受けるかもしれない。

 

新型コロナウィルスの情報は、常に書き換えられていくので、注意して情報収集をしたい。

 

世界が新型コロナウィルス対策を懸命に行っている中、わたしたちの社会はと言うと、野生動物の大虐殺を行い、死体を利用している。

 

科学的知見を基に野生動物と正しい関係、正しい距離を取ろうとしている各国の動きと真逆の動きだ。

 

新型コロナウィルスが発生したにもかかわらず、これから野生動物屠殺施設を建設し、死体の肉を加工、販売していくと言ってる自治体がある。

 

どれだけ、情報不足なのかと言いたいが、ウィルスに対しての危機感を持っていないのではないかと推測する。

 

ウィルスに対して、危機感があれば、野生動物の死体を加工、販売などとは言えないだろうと思う。

 

人獣共通感染症の原因がはっきりしている現代、人々に野生動物の死体の利用、食べることを促進するのは、無責任すぎではないか・・・。

 

ましてや、人間が山に入り、他動物種と接触することで、他の種にウィルスを感染させるかもしれない。

 

自然環境破壊や動物の殺害にとどまらず、人間はウィルスをも運び拡散し、生物多様性に大打撃を与える。

 

新型コロナウィルスが発生したことで、わたしたち人類は生活形態や考えを大きく変えなければならない。

 

他の動物種に対して行っている、搾取をやめ、地球自然環境を回復させなければならない。

 

今まで通り、と言うわけにはいかないのだ。

 

わたしたちはもっと、うまくやっていかなくてはいけないと思うし、軌道修正ができれば、うまくやっていけると思う。

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