今日の犬のひよりちゃん(♀7歳)の散歩コースは、友だち犬、Jくんの家の前を通るルートだった。

 

Jくんとは、散歩でちょこちょこ出合っていたが、ここ2カ月以上出合っていなかった。

 

Jくんは、外で繋ぎ飼いされており、家の駐車場の奥に小屋がある。

 

なので、道路からJくんの姿が確認できる。

 

ひよりちゃんは、Jくんの家手前で一度「クゥ~ン」と鳴き、そのまま、Jくんの姿を確認しにいった。

 

しかし、Jくんの姿はなく、小屋がなくなっていた。

 

「あれ?」となり、周辺を見渡すと、Jくんが駐車場奥にいることを他の人に知らせる「この奥に犬がいます」という看板もなくなっていた。

 

ひよりちゃんは、Jくんがいないことを確認して、すぐに散歩を再開した。

 

小屋も看板もなくなっているので、いやなことを考えてしまうが、今度、家の人に会ったら聞いてみよう。

 

Jくんは毎日欠かさず、朝夕の散歩をしていて、本人もそれをとても楽しみにしているように見えた。

 

Jくんは、とても散歩が上手でカーミングシグナルも上手なので、いつも落ち着いている。

 

ひよりちゃんと出会うと、少し一緒に歩くが、お互い散歩したい場所の違いや、それまでの散歩時間の長さなどから(散歩後半に出会うと)、挨拶だけのときもある。

 

お互い、快適で満足する散歩を知っているのだなと思う。

 

お散歩で歩く長さが長すぎると興奮しやすくなり、リフレッシュするはずの散歩でストレスを溜めることになる。

 

長い時間歩くと、身体も疲れるし、さまざまな刺激の影響も受けやすくなる。

刺激に敏感に反応したり、注意が散漫になったりして歩く速度が速くなることが多く、興奮しやすくなる。

 

歩く速度が速くなると、ひっぱりが強くなり、さらに興奮してしまう。

 

日頃の暮らしのストレス度が高い犬だと、散歩に出てすぐから興奮状態ということがある。

 

その場合は、暮らしのストレスマネジメントをしながら、散歩は刺激の少ない場所(車両や犬・人通りが少なく植物が多い場所)でぶらぶら歩くゆっくり散歩から始めるといいと思う。

 

我が家の犬たちのストレスレベルが高かったときは、歩く時間が長かったが、ストレスレベルが下がるにつれ、歩く時間が短くなった。

 

そして、犬たち自身、学習していくので自分に快適な散歩というのを知っていく。

 

今では、春ちゃん(♂10歳)はほとんどが30分ぐらいで、ひよりちゃんは30~40分とその日によって違う。

 

今の散歩時間になるまでは1時間以上のときが多かった。1時間を超えると、徐々に興奮しやすくなり、帰宅後もその興奮が続いていた。

 

なので、散歩をしても家で落ち着けないということがあった。

・質のよい散歩であれば、帰宅後はゆったりと休んですごす。

 

個々犬によって、ちょうどいい散歩の歩く時間の長さが違うと思うので、帰宅後の様子も見ながら、歩く長さの調節をしてあげるといいと思う。

 

たとえば、犬が「まだ歩きたい」と言う場合、これ以上歩くと興奮しやすくなる(もしくは帰宅後、興奮する)とわかっていれば、「今日はこの辺で帰らない?」と交渉してみるとか。

 

 

犬たちの散歩は、リフレッシュするためや、匂い嗅ぎや排泄などを通し犬同士情報交換する場でもあるので、運動や排泄だけを目的とした散歩は、社会性が高い犬たちにとって満足できる散歩にはならず、ストレスを溜めてしまうことになる。

 

犬や個々犬を理解し、犬たち自身の散歩を楽しむことができればいいなと思う。

 

そのために、ストレスマネジメントをして、犬が興奮しないですごせる環境作りのサポートをしたい。

 

数か月前のJくんとひよりちゃん。

 

Jくん、どうしたのだろうね。よくないことが起きてないといいね。

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