一昨日の夕方頃から鹿ののぞみちゃん(♀推定3歳)が下痢だったので心配していましたが、翌日の昼には少し形ある便になっていたのでホッとして今日の朝を迎えると、このようなウンチが落ちていました。

 

トウモロコシのようなウンチが。

ここまでかたくなっていることに安堵しながら、便の写真をとり、他の作業をしてから「さぁ!うんち拾いをしようと」と思ったときには、トウモロコシ風のうんちのひと盛がなくなっていました。

 

犬の春ちゃん(♂10歳)ひよりちゃん(♀7歳)のどちらかが食べたのだと思います。

 

ウンチひと盛がなくなっていたので、思わず笑ってしまいました。

 

犬たちは、消化不良気味の糞を食べることが多く、これは栄養がまだ残っているので食べると思われます。

 

のぞみちゃんの昨日の便は、べちゃっとしており、犬は最初その便の匂いを嗅ぎ、前歯で味見をして、その後食べていました。

 

犬たちは鹿たちのコロコロうんちも食べることがありますが(出たてホヤホヤなのを)、一粒ずつ匂いをして、ゆっくり味わって食べています。

 

犬たちが他動物の糞を食べることにおどろくかもしれませんが(以前のわたしもおどろいていました)、犬が他の動物の糞を食べるのは習性なので、やめさせようとしたり、わたしたちが過剰反応したりすると、犬に刺激と大きなストレスを与えることになり、糞にさらに執着してしまいます。

 

なので、犬が食糞をしていても見ていないふりをしてほっといてあげるのがいいです。

 

犬が他動物の糞を食べることで寄生虫などを心配であれば、ノミダニ・フィラリアの薬に腸管の寄生虫に効果がある成分が入っているのもがあるので、そういうものを使うといいかと思います。

 

ふつうに元気な犬で、定期的にワクチン接種と内部寄生虫に効果がある薬など(定期的な検便もいいかと思います)をしていれば、他動物の糞を食べてもどういうことはないです。

 

犬が他動物の糞を食べるのは習性ですが、ストレス行動として食べていることもあります。

 

ストレス行動で糞を食べる場合は、糞をみつけ次第勢いよく食べてしまったり、散歩は糞探しばかりしていたり。

 

閉じ込められている犬は、そこで排泄することを余儀なくされていることから、自分の糞を食べることが習慣化していることが多いです。

 

閉じ込められていることで、著しく刺激に乏しい環境からの退屈や、巣をきれいにしたいということが関係して、自分の糞を食べることが習慣化すると考えられています。

 

ストレスからの食糞は、その原因となっているストレスを取り除くことができれば食べなくなります。

 

若い頃の春ちゃんは、しつけやトレーニングを受けていたので、ストレスレベルは非常に高く散歩中に他の犬の糞を片っ端から食べ歩いていました。しかし、ストレスマネジメントを進めていくうちにいつの間にか食べなくなっていました。

 

今はストレス食べではなく、楽しみのひとつとして食べています。

 

糞を食べるという犬の習性を否定するのは、犬自身の存在を否定していることにつがなると思うので、犬自身とてもキズつき悲しむと思います。

 

なので、目の前にいるありのままの犬の習性を理解し、受け入れ尊重し、お互い楽しく暮らせたらいいなと思います。

 

のぞみちゃんの便は昼過ぎには通常の健康なころころウンチになっていたので安心しました。

 

のぞみちゃん、よかったね。

 

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ちょっと気分転換に久しぶりに絵を描いてみました。

家にある画材で鹿の絵を描いたので、色味が独特ですがこれはこれでいいかもと思いました。