今日は犬のひよりちゃん(♀7歳・以下ひーちゃん)の診察日でした。

 

顎下喉付近の腫れは、この一週間でグッと小さくなり、後一押しで完全になくなりそうです。

 

細胞検査の結果はまだ出ていなかったので、結果が出てから今後の治療方針が決定するということです。

 

週に一度の通院をがんばっているひーちゃん。

 

今日も診察後、診察台からおりて獣医師からおいしいものをもらって食べていました。

 

昔、犬が診察を受けている最中に食べ物をあげるとよい、と言われていました。

 

犬の気を食べ物でそらしたり、診察と食べ物(嗜好性あるもの→犬がよろこぶ)と関連付けさせたりして、犬が病院、診察を嫌いにならないようにということでした。

 

しかし、それを実際に行うと、犬は機械ではないのでうまくいかないということがわかると思います。

 

たとえば、診察台の上で緊張してカチコチになる、体温測定にはお尻が気になるなどのときは、診察を受けている本人は食べ物どころではなく、ほとんどの犬は鼻先に食べ物を出されても食べません。

 

だけど、診察が済んでからだと食べることが多いです。

 

これは、犬自身が診察は終わったと理解しており、少しホッとして食べることができるようになるということだと思います。

 

なので、犬が自分の身に起きている状況判断ができるようにしてあげるのがいいのだと思います。

 

犬の気をそらすためにとか、嫌なものを無理やりいいことと関連付けさせようとかすることは、犬が状況判断できない状況を作り出しているので、それらを行わず、診察を受ける犬に、これから行うことの説明をして犬に理解をしてもらうことが大事です。

 

状況によっては、犬(やその他の動物)の気持ちをそらして処置などを行うことがベストだというときもありますが、ほとんどの場合は状況を説明することで処置などを受け入れてくれます。

 

犬たちが食べ物を食べている間に、何かできると人間は楽だと思うかもしれません。

 

しかし、食べ物がなくても、状況を判断できれば犬たちは治療などに協力してくれるので、わたしたちの都合だけを考えるのではなく、犬たちの目線で進めていくと、犬たちに余計な負担を与えなくていいと思います。

 

そして、がんばった犬に食べ物をあげるとき、「ご褒美」だとして上から目線で食べ物をあげるのではなく、がんばった犬に対して「ほんとうによくがんばったね」と敬意を持ち、ちょっと一緒にホッとしない?という気持ちでその時間を犬とすごしてほしいなと思います。

 

 

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