昨日、顎下喉付近の腫れが破けた犬のひよりちゃん(♀7歳・以下ひーちゃん)。

 

今は破けた部分からの出血は止まり、皮膚や毛は乾燥しています。

 

今日のひーちゃんは普段とほぼ変わりない行動をしていました。

 

わたしは組織検査の結果が気になりすぎて落ち着かないでいます。

 

腫れから血がポタポタと落ちてきたときのひーちゃんが感じる痛みとおどろきは大変なものだったと思います。

 

出血から3時間ほどたったころ、落ち着きを少し取り戻していたひーちゃんはわたしに「駐車場に行く」と言いにきました。

 

ひーちゃんは駐車場へ行き、次は「車に乗る」と言いました。

 

わたしはてっきり、車でゆっくり寝るのだろうと思っていたのですが、ひーちゃんは寝ずに座ったままでわたしの顔をジーとみているのです。

 

わたしはひーちゃんに「寝ないの?」と聞いたのですが、「寝ない」と。

 

ひーちゃんはわたしの顔をみて何か言いたそうにしていました。

 

わたしはひーちゃんのその姿をみて、「病院へ行こう!」と言っているのだと思いました。

 

なので、ひーちゃんに「今日は病院が休みだから明日行こうね」と話をしました。

 

その後、しばらくしてひーちゃんは車内で横になり寝始めました。

 

このひーちゃんの様子を友人たちに聞いてもらうと、病院へ行こうと言っているね、ということで、わたし自身ひーちゃんの声を聞けていたことにうれしく感じました。

 

高度医療対応の病院へ行くと決めてからわたしは車内で寝ているひーちゃんに「初めての病院でちょっと遠いけど行こうね」と伝えました。

 

前回病院へ行ったとき、ひーちゃん自ら病院へ入り2つめの押すドアを押し開けて入ったのも、ひーちゃん自身、病院という場所を理解しての行動だったと改めて思いました

病院は体調がよくなかったり、ケガをしたりしたときなどに行き、治療や手当などをしてもらう場所だとひーちゃん自身、しっかりと理解していることにとても感心しています。

 

犬たちはわたしたち人間と暮らすことで、人間が作った病院という場所を理解し、しんどいときは病院に行こうと考えていることに本当にすごいなと感じます。

 

人間と暮らしていない動物たちでも、ケガを負ったり、しんどかったり困ったときなど人間に治療してもらうことは理解していて協力的です。

 

わたしたちは人間である自分と他の種の犬をわけて捉えがちな人が多いと思いますが、同じ動物として対等に思いやりを持ちながら日々暮らしていると、犬や他の動物たちはわたしたちにいろんな気持ちを話してくれます。

 

人間が使うコミュニケーションツールと犬たちのコミュニケーションツールは違いますが、わたしたちが犬たちに歩み寄ることで本当に多くの犬の声を聞くことができます。

 

犬や他の動物種たちは人間とかかわることになると、わたしたちを理解しようと歩み寄ってきてくれていますので、わたしたちは犬たちや他の動物種たちをお手本として歩み寄ることを学ことができるといいなと思います。

 

日頃から犬たちが落ち着いて状況判断したり、考えたりして判断などができる環境であれば(犬を尊重した暮らし)、犬たちは学習能力を発揮できますし、犬たち自身の精神も安定し本人は生きやすくなるのだと思います。

 

ひーちゃんは自分の身体に起きている変化を知りどうしたらいいかを考え、身体を休めることに専念したり、病院へ行くと言ったりしながら回復に向けた前向きな行動をしています。

 

昨日は改めて犬たちの能力はすごいな!と感じた日でした。

 

 

わたしたちは目の前にいる犬を尊重し敬意を持って理解しようとする気持ちがあれば、種が異なっていても心を通わすことができ、コミュニケーションをスムーズにとることができます。

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